QualcommがPCを目指す

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 Qualcommと言えば、無線機器用半導体市場の25%を占めるなどモバイル市場の大御所ですが、CES2009では、デスクトップPCの試作機を公開したそうです。CPUはSnapdragon(たぶん8672)で、OSはBREWだそうです。


snapdragon.gifSnapdragonは、CPU,3Dグラフィックス,3G携帯電話のデータ通信のほか,無線LAN,Bluetooth,GPSなどの機能をまと めた携帯端末向けのチップセットです(QualcommはMSM:Mobile Station Modem と名付けています)。CPU部分にARMベースのDual Coreを持ち、MCPCモバイルシステム技術テキストでいう1チップ構成用のチップセットとしてDSPや、Audio、Videoなどの処理部も持っています。

Snapdragonのターゲットは、Qualcomのいう QCDとMCD、IntelでいうMIDあたりだったはずですが、CPUクロック1GHzの8250から、1.5GHzの8672になって、デスクトップ だっていける?!と思ったらしい。1GHzで2000 DMIPSくらいの性能だと言われていたので、1.5倍の3000 DMIPSは越えたと仮定すると、Intel のATOM N270 の性能(1.6GHzで 4000 DMIPSくらいだと言われている)に肉薄していることは想像できる。もし、3DMIPS/MHzの性能が出れば勝てる。
 フリースケールのi.MX515は、ARM Cortex-A8テクノロジを採用したNetBOOK向けプロセッサでSnapdragonと競合する製品。このi.MX515は、最高2100  DMIPS at 1GHzなので2.1DMIPS/MHzの性能が出ているが、ARM Cortex-A8で、3DMIPS/MHzは無理かも。リファレンスデザインは、、i.MX515 + フリースケールのパワー・マネジメントIC +  SGTL5000超低電力オーディオ・コーデック だそうだ。
 Qualcomが想定するライバルには、IntelのATOM、AMDのNeoあたりもいるだろうが、消費電力が全く違う。ATOMのTDPは1~2W程度、Neoは15W、それに比べて8250は高負荷をかけても消費電力は500mW程度ということのようだ。Neoのより2桁、ATOMより1桁低い消費電力は売りになるだろう。さらに性能もATOMの4000DMIPSに肉薄しているとなれば、「Qualcomm inside」シールの付いたPCを見る日は来るだ

Andoroidユーザ(開発者)の間では、8250上でAndoroidが動かないぞという話題 があったりするので、Snapdragonは、それなりに注目されているかとも思える。

MCPCモバイルシステム技術テキストでは、1チップ構成と2チップ構成についての記載がありますが、コアについての説明はない。Snapdragonは、デュアル・コアを持つ1チップ構成のプロセッサです。携帯電話を無線部、処理部の2ブロックに分ける概念とともに、1チップ構成、1チップ構成、ベースバンドチップ、アプリケーションチップ、アクセラレーションチップ、音源チップ、コントローラチップなどの概要も、テキストを読んで把握しておきましょう。



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