Kindle2発売 - epub/XML, DRM

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 AmazonのKindle2がリリースされました。 EV-DO 対応のモバイル電子ブックとして1年で50万台売れたという噂のKindleの第二世代です。出荷開始は2月24日、価格 359ドル。
 Kindle2は電子ブックとして売っていますが,立派なモバイル端末です
  • EV-DOでつなぎ放題(無料のWispernetつき)
  • WEBブラウザ搭載
  • PDFリ-ダ-あり
  • MP3プレイヤ-搭載/Podキャスト対応
  • 音声読み上げ(Tex-to-Speech)機能あり
  • Kindle間同期機能あり
  • 画面:6インチ、解像度 600 x 800
 電子ブックのファイルフォーマット、DRM、MVNOなどについてすこし整理してみました。
 
MVNO
 KindleのWhispernetは、Sprint Nextelを使ったAmanonのMVNO事業です。
Whispernetは、加入契約不要、電子ブックダウンロード時に発生するパケ代は無料です(利用条件
 年間50万という数は、国内なら最大手のMVNOと言えます。
  国内では,Disney Mobileが20万(噂). MNOもe-mobilegが2007年3月サービス開始から2年かかって120万加入達成。UQの初年度の目標加入者数は「数十万件」 といったところです。
    しかし、海外のMVNOは巨大です。米国のMVNOの加入者は、携帯電話加入者全体の10%弱にあたる2,500万人もいます。
    MVNO大手のヴァージン・モバイルの加入者は500万以上。WILLCOMが460万。 
 
コンテンツ
 オンラインストアの品揃えがAmazon 14万冊以上に対してSONY 5万弱と言われています。
 KindleではSONYの本は読めませんし、PRS-505/700ではAmazonの本が読めません。電子ブックのファイルフォーマットとコピープロテクト(DRM)の方法が違うからです。
 自社の製品向けのコンテンツの数が、製品の売れ行きを左右するので、電子ブックのPlastivLogicは新聞各社と提携するなど発売前からコンテンツ確保ににつとめています。
ファイルフォーマット
 SONYは、PRS-700の発売を機会にepubというオープンなファイルフォーマットに対応し、PRS-505にもepub対応アップデートを配布しました。ソニー自営のebook Store 以外で販売している本でも、epub形式で出版された本なら、読めるようになっています。
 epubとは、IDPF:International Digital Publishing ForumOEBPS Container Format (OCF) 1.0 の事です。ファイルの拡張子が.epubなのでepubと呼ばれます。OCFは、XMLベースのファイルフォーマットを規定した規格です。
 epubが読めるのは、電子ブックリーダーに限りません。
iPod でepubファイルを読むソフトもリリースされています。
Linux で epubファイルを読むソフト(ubuntudebian) も有ります。
DRM
 しかし、ePUBなら互換性は万全かというと、そうでもありません。epub(OCF 1.0) は、DRMは情報を入れるXMLのコンテナとして、「META-INF/rights.xml」を ルートレベルのフォルダーに置くことをオプションで規定しています。「META-INF/rights.xml」は「well-formed XML document(後述)」であること、「META-INF/rights.xml」をファイルは暗号化しないことなどを定義しているますが、このファイルの中身を定義していません。
 SONYは、ファイルフォーマットにはepubを使いつつ、AdobeのDEPTを使っています。DRMが違っていれば、epub形式であっても読めません。
 DRMも、ファイルをパスワード付きZIPしてロックしただけでDRMだと言って しまうなんちゃってDRMや、RC4/AESなどで暗号化して印刷/編集などの可/不可を制御をしているもののパスワードでロックがかかっているだけの DRM、PKIを使って保護しているもの、Rights Management Serverにアクセスして許可を取得するものなど、様々です。
MCPC1級
 DRMが、しばしば出題されます。認証、署名、Rights Object、Separate Delivery、Combined Delivery、Forward LockなどのDRMの基本を理解した上で、DRM方式としてOMAのDRMv1、DRMv2(ROAP)を知っておく必要があります。OMA方式の他に Real NetworksのHelixも出てきます。
 epubが採用してるXMLも頻出問題です。XHTML、XHTML-Basic、XHTML-MPなどコンテンツ記述方式としてのXMLをCSSなど ともに把握しておく必要があります。「 wellformed XML Document」と「 valid XML Document」の違いがDTDとの整合性チェックの有無であることを理解しているかを問う問題なども出題されています。
 MCPC検定1級対応:モバイルシステム技術テキスト エキスパート編(改訂版)を読んで、これらの内容を把握しておく必要があります。
MCPC2級
 DRMとは何かを知っておく必要があります。DRMとしては、Real NetworksのHelix、アップル iTunes StoreのFairPlay 、MicrosoftのWMT、着うたでauが使っている独自DRM、OMAv1/v2が出てきますが、細かい内容までは出題されません。モバイルシステム技術テキスト MCPC検定2級対応:バイルシステム技術テキスト(改訂版)で内容を確認しておけば大丈夫です。

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