パスポートや免許をリモートで読取り

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 パスポートや免許に埋め込まれているRFIDから、勝手に情報を読み取っている様子がYOU TUBEで紹介されています。

 車でサンフランシスコ市内を走りながら読み取りに成功したと主張しています。画面では3人分のパスポートからの情報がPCの画面に表示されています。
 今回読み取りに使われたのは、モトローラのRFIDリーダーアンテナのようです。値段は$250くらいとのこと。

 パスポートや免許証にICタグが埋め込まれてるのは、日本も米国も同じ。
 日本のパスポートもICチップが入っていて、通信距離は10センチ以内というのが公式見解です。
 ICカード化された日本の免許も「至近距離(約10cm)まで近づくとICチップ内の個人情報がその人に読み取られるおそれがあります」と警視庁のページ に記載されています。
 通勤電車のなかで他人が10cm以内に近寄ってくることを防ぐことは不可能です。どうしましょう。

 もちろん、暗証番号によるガードがあって「暗証番号を設定しなかった場合」読み取り可能ということです。「暗証番号を3回続けて間違えると、それ以降は、ICチップに記録された内容の読み取りができなくなる」ようにしてガードしているそうです。
情報取得目的ではなく、読み取り不能にするために、適当なパスワードで3回アクセスして、免許証をつぶしてまわるような悪者が出たら困りものです。

 米国の免許にEnhanced Driver License (EDL)というRFID入り版があります。
米国のパスポートの読み取り可能距離は 「several feet away from the reader」(1,2メートル)というのが公式見解です。
 しかし、今回は10メートル以上の距離から読み取っています。
 100メートル以上離れても読めたという実験結果もあります。改造すれば1km以上先からでも読めると言っている人もいるようです。

 通信距離は10cmということになっている日本の免許や、パスポートは実際はどのくらい離れてアクセス可能なのでしょうか。

 人体にRFIDのようなタグを埋め込んで人間を管理するというSFやマンガはいくつかありますが、免許証や携帯のように常時持ち歩くものに数百メートル先から読み取れるRFIDを埋め込んでおけば、同じようなものですね。
 TV電波などの環境電波からRFIDを起動するに十分な電力を得ることができたというINTELの実験もあります。パッシブタグをアクティブに動作させるとこもできてしまいそう。

 単にRFIDから情報を読み取るだけでなく、RFIDまでの距離を計測する技術もあるようです。
 物流に使われるのならともかく、携帯、社員証、入館証、免許証などに埋め込まれたRFIDを人の管理に使われることには抵抗あります。

MCPC2級
 MCPC検定2級対応:モバイルシステム技術テキスト(改訂版)にはRFIDについても記載されています。
FeliCaもRFIDの一種であること、パッシブ型とアクティブ型あることなどが記載されていますが、検定試験の問題として出題される頻度は低めです。

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