ULCHで脱ガラパゴス?

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低価格PC用のパーツがいくつか発表されています。
$150以下のスマートフォン用パーツby Qualcomm
超低価格携帯用パーツby Infornion >
超低価格用携帯とはULCH(Ultra Low Cost Handset)というカテゴリーの携帯電話です。
2G(GSM)で始まったULCHが、3Gではよりシェアを拡大しそうです。
ULCHとは
 ULCHとは$50以下の携帯電話をULCHと呼ぶこと一般的です。
 日本にも1円携帯とか100円PCとかがありますが、実際の携帯電話の価格は数万円しています。2007年度の携帯電話販売奨励金額は36000円から 45000円(総務省の資料による)でした。

 GSMA:GSM Associationは、ULCHの価格を$30以下にしようと働きかけています。GSMAのレポートによれば。$30以下になっても、10~15億人は高すぎて携帯を買えないそうです。

 だれでも携帯を使えるようにするためには、$50でも、高すぎるということのようです。
ULCHのシェア
 海外では、ULCHを含む低価格携帯のシェアが圧倒的です。
  • ABI Research によれば、2011年にはULHCの世界シェアが25%を超える
  • ULCHの対極にあるスマート フォンなどの高機能携帯のシェアは15%足らず
    (2007年に約10億台の携帯が売れ、そのうち高機能携帯携帯は1億5千万台程度)。
  • インドでは、62%の携帯が$50以下(2007年)だったそうです。
 3GになるとULCHのシェアはさらに拡大するようです。
  • インドで3Gの携帯の94%が$50ドル以下(同)だそうです。
  • インドの3Gの携帯電話の平均価格は2G(GSM)の携帯電話より68%安いそうです。
日本の携帯
 日本の携帯が海外で売れない理由は、いろいろあるでしょうが、その一つは価格です。
ULCHを含む低価格携帯がなく、高機能携帯が中心のラインアップですので、シェアの上限は15%程度になってしまいます。
 京セラやシャープの世界シェアは1%をやや超えています。ソニーエリクソンの世界シェアは、8%程度です。
iPhoneのシェア
 iPhoneとかBlackberryとかのスマートフォンが話題になっていますが、2008年の全世界合計販売台数は1千万台を超えるか超えないというレベル(国内はそ の1/20以下)という噂ですから、年間12億台を超えた2008年携帯電話市場のシェアでは1%以下にすぎません。
脱ガラパゴス
世界シェアを獲得するためには、ULCHを含む低価格携帯を販売するしかありません。
シェア拡大の先には何があるのでしょうか。
  • 世界シェアNo.1のノキアは、工場閉鎖や要員削減、研究開発部門の縮小などリストラの真っ最中。
  • モトローラも3千億超の赤字に陥り、4千人を超えるリストラ。
そもそも高機能携帯もULCHも一緒にして、販売台数を比べるのは、バイクや軽自動車と普通車を一緒にして販売台数を比べるようなものです。トヨタの車が、ホンダスーパーカブより販売台数が少ないという比較にどういう意味があるのでしょうか。
 ガラパゴス(低シェア)で何が悪いのかと思いますが、シェアが低くてもガラパゴスとは言われないiPhoneに脱ガラパゴスのヒントがあるのかもしれません。
ケータイ実務検定
モバイル基礎テキスト(ケータイ実務検定&モバイル技術基礎検定対応)には、日本の携帯電話が安く見える仕組みである、販売奨励金割賦購入が、一括購入とともに記載されています。テキストを読んで内容を再確認しておきましょう。


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