ドコモ、レイヤ2接続開始

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 ドコモが、MVNOとのレイヤ2を開始しました。
 MVNOとのレイヤ2接続は、イーモバイルモバイルがIIJ向けに開始したのが最初ですが、接続使用は公開されていませんでした。
 今回、ドコモは、接続仕様を公開しています。ドコモのL2接続は、GTPでMVNOのGGSNと接続する仕様になっています。
ドコモの相互接続情報のページ 「相互接続接続約款および技術的条件集を更新しました」と掲載されています。変わった内容を見てみると、MVNO側がGGSNを用意する構成になっています。

技術仕様
 FOMA網は3GPPのW-CDMA仕様ですので、データ通信の場合のIPパケットが流れる経路は、
UE=Node-B=RNC=SGSN=GGSN=インターネット等
という構成になっています。GTPで接続する場合は、ドコモ側は、
UE=Node-B=RNC=SGSN=
までしか用意しません。
=GGSN=インターネット
がMVNO側になります(GTP接続以外の場合は、GGSNまでがドコモの設備を使用します)。

 UDP/IP上のGTP-CでMVNOのGGSNとドコモ側のSGSNがGTP-Cでインタフェースします。GGSNの8台(8IP)へのラウンドロビンによる負荷分散兼冗長接続も可能になっています。
  SSGN(ドコモ)がGGSN(MVNO)にPDP contextを要求し、GGSN(MVNO)がレスポンスを返し、UEとGGSN(MVNO)の間にGTP-Uトンネルが出来ます。GTP-Uのトンネ ルがUEとMVNOのGGSNとの間に設定されますので、UEはMVNOにL2接続されていることになります。
 詳細は、インターフェース仕様は、技術的条件集別表9の5章P41あたりに記載されています。
  なお、ドコモは、「FOMA直收パケット接続、GTPで接続する場合」と呼んでおりレイヤ2接続とは呼んでいません。L3接続は、「FOMA直收パケット 接続、GTP以外の場合」ないし「FOMA直收パケット接続、RADIUSを使用する場合」と記載されており、L3接続とは呼んでいません。
料金
 ドコモ側のGGSNを使用しないぶんMVNOの設備負担は大きくなりますが、接続料は安くなります。
料金は、相互接続接続約款の44ページの料金表掲載されています。FOMA直收パケット接続 (ア)GTPで接続する場合」(Layer2接続)が、それ以外の場合に比べ割安になっています。
MCPC1級
 コアネットワークの構成は、 MCPC検定1級対応:モバイルシステム技術テキスト エキスパート編(改訂版)にも出てきますが、検定試験にも出てきます。
 UE=Node-B=RNC=SGSN=GGSN=インターネット  というコアネットワーク構成と、PDPコンテキストが何であるかを含めて3GPP2の接続形態は、十分確認しておきましょう。
 もちろん、3GPP2の構成も試験範囲なのでシンプルIPモードとモバイルIPモードも出てきます。

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