「モバイル」へ「クラウド」でMicrosoftが進出

マイクロソフトが、途上国市場のモバイル市場への進出を目指してリリースするOneAppは、南アフリカでスタートを切ると発表されている。

南アフリカの携帯通信事業者Blue Labels Telecomsが、「mibli service」にOneAppを使うそうだ。

JavaとHTMLをサポートするだけの途上国仕様の廉価版端末で、Facebook, Twitter、 miLocate などを利用できるようにするのがOneApp。Blue Labels Telecomsでは、Mobi-Walletというサービスもする。
CPUやメモリなどの必要とするリソースの水準が低いので、新興国市場において20ド ルや30ドルの低価格帯で販売されているメモリや処理能力の限られた携帯電話機にも対応する。する。
南アの携帯の80%で利用可能とのことだ。このような低価格携帯をMicrosoftでは、Feature Phoneと呼んでいる。
ほとんどの処理をサーバー側で行うので、OneAppは、サーバーソフトとクライアントソフトのセットになっている。サーバ側で処理すrのでクライアントに必要なメモリの容量は、150KバイトほどでOK。個々のアプリケーションのサイズも、10~15Kバイトだそうだ。
サーバーは、基本的にはクラウドを想定しているとのこと。
マイクロソフトは、「OneAppのカギを握るのは、各種アプリケーションおよびデータが、主にクラウド環境にて実行されるという点である。」としている。

最近クラウドが何かと話題なので、クラウドとグリッドと、そしてクラスタの違いグリッドとクラウドは何が違うのか違わないのか考えてみました。
まずは、グリッドとクラウドの違いから

IBMの見解
  • GRID
      グリッドは仮想サーバーの1つと見なすことができる。
  • CLOUD
      クラウドは、グリッドをサポートすることができる。
      クラウドは、非グリッド環境(*注)もサポートすることができる。
    (*注)従来型アプリや Web 2.0 アプリを実行している 3層Web アーキテクチャ等

富士通の見解
グリッドは「クラウドの実装技術」であり、「クラウドを実現する標準技術群」である。
 


 IBMと富士通の見解は全く逆です。
 IBMはグリッドはクラウドの上に載ることができるとし、富士通はクラウドはグリッドによって実現されるとしています。

 この違いが見解の違いの源泉は、何をクラウドと考えているかです。
富士通は、「インターネット上のスケーラブルなサービスのプラットフォームがクラウド」と定義しているます。
 つまり、「クラウドは、インターネット上に展開されるもの」と考えています。

 一方、IBMは、クラウドを「データ・センター・レベルの仮想化」と考え「高度にスケーラ ブルなデータ・センター」を実現するためにクラウドを使うとしています。
 これは、「クラウドは、データ・センターなどの自ら管理下にあるリソース上に展開されるもの」との考えです。

 インテルの行っている「グリッド・ボランティア 」(グリッドリバプリック)は、インターネット上にあるPCにより構成されたグリッドによるクラウドコンピューティングであり、インターネット上に展開するクラスターによる仮想マシンを構成する試みです。

 最近話題のVMWareやXEN、Hyper-Vなどのクラウドプラットフォームは、データセンタ などにある自社管理下にあるサーバに適用するソフトです。Ciscoの行っているUCS(Unified Computing System) のようなクラウド専用ハードが存在する点も、インターネット上の任意のPCを使うタイプのクラウドとは一線を画しています。

 複数のハードにまたがった計算処理をグリッド、クラウド、クラスタなどの単語を便利につかって各自各社が勝ってに説明しているのが現状なので、単語の定義が収束しません。
 IBMや富士通のような大御所であっても定義が一致しないので、グリッドとクラウドの定義はバラバラのままです。 平民が、グリッドやクラウドの定義を考えても意味がありません。明確な定義は無いと思っておくほかはないようです。

 グリッドリバプリック と、VMWareやXEN、Hyper-Vなどを同列に並べてグリッドだとかクラウドだとか定義しても、猫とライオンを同列 に扱い「ネコ」と呼ぶか「肉食獣」と呼ぶかの議論をしているようなものです。
 インターネットという荒野にいるか、データセンタという家の中に飼われているか、住んでいる世界が違います。



で次は、クラスタとは何か

IBMの見解 では
通常、グリッドは、大きなタスクを小さなタスクに分割して並列に実行することがで きるサーバーのクラスターを意味する。 となっています。
GRID=CLUSTERです。
SUN CLUSTERは、
複数サイトの障害回復ソリューション。
広範囲に分散されたデータセンタのアプリケーションサービスやデータの可用性を管理します。
GRID=サイトをまたいだ冗長化/BCP です。
HP は、
グリッドをITコンポーネントと仮想リソースとリンクするための効果的な方法として捉えています。
そのうえで、グリッドは複数のサイトにまたがるコンピューティング・リソースを単一インフラストラクチャに統合して、複数のアプリケーションで簡単に共有できるアプローチとしています。
グリッドが複数のデータセンターに分散したサーバを統合管理するという点は、SUNと同じです。
マイクロソフトは、
サーバー クラスタは、 独立したサーバーの集合。
この集合内のサーバーは、相互に連携し、 アプリケーションをホストするための 1 つの可用性の高いプラットフォームを提供する。
とても幅広い(ルーズな)定義です。ルーズな定義のおかげで、Windows Serverのサーバクラスタは、MSの仮想化プラットフォームであるHYPER-V上のゲストOSでも動作します。
Hyper- Vのクラウド上にWindows ServerをゲストOSを載せクラスタ構成にしてし、そのクラスタ上にグリッドミドルウェアを載せてグリッド対応アプリでグリッドコンピューティングを することもできます。マイクロソフトの製品は、何がなんだかわからない状況です。
マイクロソフト製品以外でも、 単語の定義が各社まちまちで、各社とも市場の注目度に応じて使う単語を変えていますので、ないんでもありの状態になってしまっています。
  1. XENやVMwareでクラウドを作り、
  2. クラウド上にWindows ServerをゲストOSを載せクラスタ構成にしてし、
  3. クラスタ上にグリッドミドルウェアとグリッド対応アプリをインストールして
  4. インターネット上のグリッドコンピューティングに参加して、
  5. グリッドに参加しているインターネット上のPC群とともにクラウドを形成する
なんてこともできてしまいます。クラウドの上にクラスタ、その上にグリッドアプリでクラウドを作るなんてことして意味があるかどうかは別です。

 単語に惑わされず、VMware、XEN、Hyper-V、Globus、Xgrid、SMP(Symetric Multiprocessor)、SAN(Storage Area Network)の本質を把握しておく必要があります。



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