電子ブックリーダーの嵐、みんなEPD

 電子ブックが、いつの間にやら沢山発売されています。
 そのほとんど全ての電子ブックで、E-Ink /EPDを採用されています。サポートする書式にはEpubが多いとか、WiFiや3Gをサポートしているものも多いとかも電子ブックリーダの特徴ですが、それ以上にE-Ink/EPDを使っていることが目につきます。
 E-Ink / EPD は、Amazon Kindle2も、Sony Readerも、E-Ink 採用。E-Ink /EPD採用が電子ブックの条件かのような状況です。


E-Ink EPD
  E-Ink / EPD は 「マイクロカプセル型電気泳動方式」のディスプレイです。
  電気泳動(Electrophoresis)からEPをとってEPD:Electrophoresis Displayと呼ばれます。
  オリジナルは、1969年に松下電器産業が日本で特許出願したEPID:Electrophoretic Image Display)です。 EPIDは松下の登録商標になったのでEPDとか電子ペーパーとか呼ばれます。
 普及させたのは、E-Ink 社なので、E-inkが代名詞のようになっています。
 
 EPDは、細かなマイクロカプセルをディスプレーの基材面にコーティングしています。
マイクロカプセルの中には、帯電した白と黒の粒子が、オイルの中に浮いています。



 電圧を掛けて白い粒子を表面移動させると白く、黒い粒子を表面側に移動させると黒くなります。
 電気を切っても粒子の位置はそのままなので、表示の維持に電気が不要なので、きわめて小電力。
EPDの特徴を羅列すると。
  • 消費権力は、普通の反射型液晶に比べて一桁小さい。
  • 視野角は80度で可読性が高いことも特徴
  • 流体の中を粒子が移動するのに時間がかかるので、反応速度が遅い。150msecと液晶の10倍かかる。
  • マイクロカプセル1粒の大きさは、約40~70ミクロン
  • ガラス基板も含め厚さは0.9m以下
  • 白い粒子は、酸化チタン
  • 黒い粒子は、カーボン
  • 開発したのは、米国ベンチャー企業のE Ink
  • 凸版印刷がE Inkに出資して提携していた。 今年6月台湾PVIがE-Inkを買収した。
  • カラー・フィルタを張り合わせることによるカラー表示も可能(Fujitsu FLEPia はカラーEPD)

数ある電子ブックからいくつかをリストします。

Nook
米大手書店チェーンBarnes & Noble のNookからブックリーダ
6インチのE Inkの16階調画面
ネットは、AT&Tの内蔵3Gモデム(通信無料)、802.11b/g
OSはAndroid
Spring Design
6インチのE Inkと、3.5インチのカラー液晶の大小2画面。
ネットは、Wi-Fi 、 3G, EVDO/CDMA2000、GSMなどに対応。
OSはAndroid

SIrex Digital Reader
10.2インチ 16階調 EPD
OSは    WindowsXP またはVista
Readius
Polymer Visionの電子ブックリーダ
5インチのE Inkの16階調画面
ネットは、HSDPA
Cybook
Bookeenの電子ブックリーダ
6インチのE-Inkの4階調画面

Story
iriverの電子ブックリーダー
6インチのE Inkの8階調画面

NE-50K
サムスンの電子ブックリーダー
5インチのEPD
Fujitsu FLEPia
8インチ64色EPD
ネットは IEEE802.11b/g
OSは Windows CE5.0

QUE
Plastic Logicの電子ブックリーダ
ネットはWi-Fiと AT&Tの3G
Elonex eBook
6インチ E-Ink
Interead Cool-er

Sony Reader

Amazon Kindle2

何種類発売されているのか検討もつきませんが、上記はみんなE-ink /EPD/電子ペーパーを使っています。

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