ドコモのLTE 概要

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ドコモがLTE商用ネットワークの試験運用を開始したので、ドコモのLTEサービス概要を、現時点で報道されている情報をもとに、まとめてみました。

端末タイプと帯域による最大通信速度マトリクス

帯域
5MHz 10MHz 15MHz 20MHz
UE1 5Mbps 10Mbps 10Mbps 10Mbps
UE2 10Mbps 10Mbps 10Mbps 10Mbps
UE3 37.5Mbps 75Mbps 100Mbps 100Mbps
UE4 37.5Mbps 75Mbps 113Mbps 150Mbps
UE5 75Mbps 150Mbps 225Mbps 300Mbps
通信速度
  • 2010年:37.575Mbps
    • 基本は5Mhz幅で37.5M
    • 一部地域は10MHz幅で75M
    • 端末はUE3クラス
  • 2012年:100Mbps~
    • 15MHzの帯域使用開始
    • UE5になれば~225Mbps
UQ WiMAXは、IEEE802.16m採用で、下り最大330Mbps、上り最大112Mbpsに高速化すると発言しているそうです(WiMAX対応ポータブ ルWi-Fiルーターと、WiMAXの高速化)。

商用サービス開始時期
LTEのサービス開始は、12月。まずはカードからのようです。
  • 端末発売時期:
    • 2010年12月:カード型端末発売
    • 2010年内:電話型端末発売
  • 音声通話は既存回線交換網の利用でスタート
    • 当初CSフォールバックで既存回線交換網を使用
    • 次いでRNCの上位にCS-Gatewayを設け、SIP網と接続
       (この段階ではRNCも残っており、eNode-BもRNC配下にある)
    • 最終的にはオールIP化(VoIP/LTE)する
LTEのサービスエリアは、極めて限定的
今年度内には、1000局開設予定らしいので、あり、実際どの程度のカバーエリアになるか不明です。1000局たどカバーエリアは、FOMAの2%程度以下の狭さとなり極めて限定的です。UQ WiMAXサービス開始時の基地局でさえ、その2倍程度はありました。現在UQは9000局以上を開局して建設を継続していますので、1000局ということは、UQ WiMAXサービス開始時の半分、現在のUQの1/10程度のカバーエリアしかありません。

基地局数と投資額をみると、今年度1000局で350億円ですので、1局あたり3500万円です。、3年間に3400億円投資ということは、単純計算で1万局程度構築できることにないます。3年後に現在のUQ WiMAXとほぼ同等の1万になるということです。
ドコモのLTE基地局数と投資額:
  • 2010年度内:1,000局
  • 2010 年度投資:費用は350億円
  • 今後3年間で3400億円投資
UQは、今年度末までにWiMAX基地局を1万5000局に拡大するとしています。

LTEのアンテナはW-CDMAと共用
ドコモのLTEでは、W-CDMAとLTEがアンテナを共用するRemote Radio Rquipment (RRE)をLTEサービスを当初提供する全基地局の約半数に導入する予定です(ド コモの発表)。
RNの構成は、以下のような計画のようです。
    • 当初はeNode-BもNode-B同様RNC配下に置く。その後eNode-BからS-GWへ直結する構成に順次移行する
    • Node-Bの先にアンテナを持つRRE(光張り出し子機)CPRI(光ケーブル)でつないでいるが、CPRIにeNode-Bを割り込ます構成でスタートする


遅延
RREを使ったり、RNCを温存したりしていると、LTEに目玉の一つである低遅延が台無しになるのではないかと心配です。LTEの遅延は、各社の実験で 15~20msec(RTT)という数字が出ています。
規格上の遅延
    • 伝送遅延:片道5msec以内
    • 制御遅延:Idele→Active100msec以内、Domant→Active50msec以内

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