日米の周波数再編

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モバイルブロードバンド用帯域として90MHzをあらたに解放すると米国のFCCが発表しています。
FCCは、モバイルブロードバンド用に大量に帯域を確保する「National Broadband Plan 」を遂行しています。

National Broadband Plan第5章「SPECRUM」では
  • 2016年までに帯域300MHzを確保する。
  • 2020年までに合計500MHz確保する(2015年までに確保する300MHzとの合計)。
ことをを方針としています。これは、今後5年間でモバイル網でのデータ通信量が25から50倍になるという需要予測にもとづいた計画です。


この他にも下記の具体的方針を規定しています。
  • 確保する帯域は、225 MHzから3.7 GHz周波数帯からとする
  • 2.3GHz帯に帯域20MHzを確保する
  • 700MHz帯の帯域10MHzをオーク ションにかける
  • オークションにかける60MHzを確保する
  • MSS用周波数帯のうち帯域90Mzを地上での利 用を推進する
  • TV用周波数帯から120MHzを確保するためのルール作りを始める
原文
今回FCC が発表した90MHz帯確保は上記の「The FCC should accelerate terrestrial deployment in 90 megahertz of Mobile Satellite Spectrum (MSS)」という方針に沿っ た帯域確保です。

発表では、衛星通信用帯域(MSS.Mobile Satellite Service band)から90MHzを確保するとしていますが、どの周波数から90MHzをもってくるのかは説明していません。
MSSをSバンドに限定し、空いた帯域(L-band、Big LEO)をモバイルブロードバンド 用に貸し出す方式を考えているとの報道もあります。
現在、MSSのライセンスを持っているは、
です。InmarsatIridiumは日本も含む世界各国で共通に利用している衛星 です。簡単に周波数を変えられそうにありません。
米国での割り当ては、
  • Sバンド:2000-2020 MHz, 2180-2200MHzの帯域20MHz2ブロック
  • Lバンド:1525-1559 MHz, 1626.5-1660.5 MHzの帯域34Mhz2ブロック
  • Big LEO:1610-1626.5 MHz, 2483.5-2500 MHzの帯域16.5MHz2ブロック)
になっています。

米国の周波数利用状況

日本の周波数再編・ブロードバンド政策
日本では総務省が、周波数再編を検討していますが、各事業者間の利害調整のよ うな再編議論ばかりです。
総務省のU- JPANA計画は、2010年の未来を描いていますが、2010年はもう未来ではなくなっています。
テレコム競争政策 ポータルサイトを見ても、2010年代初頭までに実施する公正競争ルールの整備が目標になっている状況です。2015年とか2020年とかの長期 ビジョンをどこにもありません。
総 務省の情報通信政策のポータルサイトを見ても政策らしい政策はさっぱりです。


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