2012年6月アーカイブ

700M帯Middleの優位性

700MHz帯を獲得したドコモ、au、イーモバイルの3社全ての第一希望が、Middleバンドでした。
ドコモがMiddleバンドを獲得しましたが、各社がMiddleバンドを希望した有利な理由は、次の2つだと思われます。
  1. 地デジ受信器(TVやブースター)に携帯電話基地局からの電波が干渉を及ぼすリスクが小さい
  2. 海外で利用する周波数と重なるので、端末などの調達が有利

700MHzMiddleバンドの優位性.PNG

基地局建設費

700MHz帯の周波数割り当てを総務省が発表しました。
周波数と、建設予定基地局数、予算などを900Mをもらったソフトバンクもまとめて表にしました。

 DoCoMoau(KDDI) ソフトバンク e-moba
基地局送信 783から
793M
773から
783M
 945から
960M
793から
803M
端末送信 728から
738M
718から
728M
 900から
915M
738から
748M
設備投資額  2,358億円  2,579億円2,123億円 1,436億円
基地局建設数20,829局30,698局42,313局14,994局
1局あたり1,132万円840万円502万円958万円

1局あたりの建設費に差があるので、一番お金がかかりそうな基地局の鉄塔の建設費を調べてみました。

基地局用の鉄塔の値段は、高さにもよりますが、500万円以下のようです。
しかし、建設には、設計業務、鉄塔の高さ、敷地フェンス等の整備、電力・通信線引き込み柱工事、耐雷トランス、避雷設備などの鉄塔以外の費用もかかるので1局あたり1千万円程度、場合によっては1億を超えています。
携帯電話基地局整備事業.png

ANA,JAL機内WiFi

ANAとJALの機内でWi-Fiが利用できるようになります(ANA発表JAL発表

ANAは「OnAir」を、JALはPanasonic Aviations の「GCS eXconnect」を使用します。

OnAir」 - ANAが採用
最大864kbpsでインマルサット衛星(Imnarsat-4)を経由して地上と結びます。
GCS eXconnect」 - JALが採用
最大50Mbpsで人工衛星を経由して地上と結びます。
50Mbpsは衛星から航空機方向で、航空機から衛星方向は、1.5Mbpsです。
衛星は、AsiaSat 5などを使用し、トラフィックに応じてトランスポンダーを買い足していくそうです。
この2社の他にも、Row44HugesNetを使って最大30Mbpsのサービスを提供しています。

これらの静止軌道上の人工衛星を経由した通信方式以外に、衛星を使わない方式もあります。

航空機との接続.png
静止軌道衛星を利用すると、1中継250msec程度の遅延があるので、RTTだと500msec以上になります。
RTT=500msecだと、TCPでは、1セッションあたり1Mbps以上のスループットは期待できません。

地上から機上で直接電波を送る方式だと、高度が10km程度なので伝搬遅延は1msec以下です。
ただし、衛星のように全地球をカバーするようなことはできません。
GoGoは米国上空をカバーしているだけですので、JALやANAの選択肢にはなり得ません。

2.3インチで1,280 × 800 (WXGA)

2.3インチで1,280 × 800 ピクセル(WXGA)対応の超高密度液晶を発表しました。発表したのは、JD社です。

iPhone画面の43%の面積に、1.67倍の画素を詰め込んだ高精細液晶です。

  • 画面の大きさは49.9mm × 31.2mm
     (ほぼSDカード2枚分の大きさ)
  • 画素密度651ppi
    (iPhone 4Sは326ppi) 
  • 画素ピッチ39ミクロン
iPhone 3/4/4sの画面は3.5インチ(49.8mm × 73.9mm)
Retinaディスプレイ採用のiPhone 4S でも解像度は960×640ピクセルです。
インターネット普及率
1 Iceland 97.80%
2 Norway 97.20%
3 Sweden 92.90%
4 Falkland Islands
92.40%
5 Luxembourg 91.40%
6 Greenland 90.20%
7 Australia 89.80%
8 Netherlands 89.50%
9 Denmark 89.00%
10 Finland 88.60%
11 Saint Lucia 88.50%
12 New Zealand 84.50%
13 Switzerland 84.20%
14 United Kingdom 84.10%
15 Niue 83.90%
16 Germany 82.70%
17 Korea, (South)
82.70%
18 Liechtenstein 81.80%
19 Canada 81.60%
20 Belgium 81.40%
21 Andorra 81.00%
22 Antigua & Barbuda 80.80%
23 Japan 80.00%
24 Bermuda 79.60%
25 Brunei Darussalam 79.40%
26 Slovakia 79.20%
27 North America 78.60%
28 United States 78.30%
29 Estonia 77.50%
30

France

77.20%

300Mbpsのインターネット接続を、月額210ドルで、アメリカのVerizonが販売開始したそうです。
日本の3倍以上の料金です。
日本で300Mbpsのインターネット接続は、300Mが6295円(CTC)1Gbpsで5,460円(au 光)など(300Mbps未満ならNTTとか選択肢は増えます)

インターネット普及利率の国際比較
FTTH料金がアメリカの1/3なのに、日本のインターネット利用率は79.1%です(総務省の平成23年通信利用動向調査による)による)

料金3倍のアメリカのインターネット利用率は、78.3 % Internet World Stats の統計では日本は80%で23位、アメリカは28位です。

インターネット料金の国際比較
日本のインターネット料金は、日本より普及率の高いドイツやイギリスよりも安いです。
Internet料金国際比較.PNG左のグラフは「総務省の電気通信サービスに係る内外価格差調査2011年6月版に掲載されていたグラフです。
FTTH、DSL、CATVのどれをとっても海外の料金水準と遜色ありません。

でもこれはビット単価の比較で、実際の月額料金はそれほど安くありません。下のグラフが月額料金の国際比較です。
Internet料金国際比較-2.PNG
ビット単価が安いのに料金が高いのは、回線が太いからです。

通信事業者は、インターネット接続をどんどん太くしていきますが、実はそんなに太くなくてもいいから、安めのサービスが欲しい人が多いのかもしれません。

100Mインターネット接続と1Gbpsのインターネット接続の違いを体感できる人は少ないと思います。
モバイル高速化は必要か?
モバイルもLTE-Advancedで100Mにするとか150Mにしするとかいう話題が賑やかですが、そんなに太くなくていいから安くして欲しいという声はあるのかもしれません。
150Mbps とかになると、太さ半分で良いから料金半分にして欲しいと思う人が大多数ではないかと思います。

モバイルと水

水辺でのモバイル機器利用を拾ってみました

スマフォを使った魚群探知機

水深40mまでをソナーで探るボールを水に浮かべ、
ボールからBluetooth(通信距離50mまで)でスマフォに情報を送り表示

魚群探知機.png

Hydroview.png

Wi-Fi リモコン操作で水中を撮影できる潜水マシン

  • 水上のボックスとスマフォやタブレットとWi-Fiで接続
  • 上のボックスと潜水カメラとは20mのケーブルで有線接続
  • 潜水カメラ:720p LEDライト付き
  • 速度:前進5ノット、後退1ノット
  • 電池:稼働時間2時間、充電16時間
  • 重量:8ポンド(約3.5kg)

30m防水iPhoneケース.png
防水はいろいろあるけど、水深30mはみかけません。

ここまで潜らないという人向けには、水深5mまでの iPhone4 / 4S 防水ケース「BSIP11PCWP
が バッファローから発売されています。

プロセッサ比較

マイクロソフトの独自タブレットSurfaceに、IntelのCore iシリーズ搭載モデルもあるらしいので、
プロセッサの処理能力(FLOPS)を比較してみました。
CPU比較.png

クラウド対応でWAN最適化

国際電気通信連合(ITU)が、クラウドコンピューティングの国際標準規格を、日本の骨子案を基に、2013年末にも固める見通しという報道がありました。

日本が掲げる骨子案は、
  1. サーバー間の通信の品質維持
  2. 通信の際の遅延を少なくする
  3. サーバーの省電力化を進めること-など
そういえば、通信品質改善や遅延対策、WAN高速化、WAN最適化のニュースが目立つ気がします。

Ciscoは、WAN最適化プラットフォーム「Cisco Wide Area Application Services(WAAS)」をクラウド対応の一環として6月12日にアナウンスしています。

クラウドとの接続を「Skeed Silver Bullet Protocol」で高速化するというSKEEDが先週発表しました。
他にもチラホラとあります。

「Skeed Silver Bullet Protocol」のように詳細を公開しない例もありますが、既存のWAN高速化手法を凌駕する画期的な技術が開発されたという話もみあたりません。

既存手法で、なんとかWAN最適化・高速化を実現しようとしているようです。

ワイヤレス充電机.PNG
ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」対応で携帯に充電できる机がOKAMURAから発売です。

ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」 に対応しているので、机の上のQiマークに携帯を置くだけで、充電器なしでワイヤレス充電できます。
タリーズでワイヤレス充電.jpgパナソニックは、5月25日、Qi(チー)」 準拠のワイヤレス充電器「チャージパッド」をタリーズやファミマなど約90カ所に導入すると発表しています
導入するのは、タリーズ27店舗、ファミマ35店舗、WIRED CAFE 11店舗、スリーエフ3店舗、カラオケ「ジャンカラ」5店舗、ネイルサロン「スピードネイル」2店舗など。
写真をみると、電磁コンロの上でスマフォを焼いている図のようにみえます。「Qi(チー)」 のワイヤレスは電磁誘導で充電するので、同じ電磁誘導で加熱する電磁コンロと見た目が似てくるのは必然なのかもしれません。
設置期間は、2012年5月より順次開始し、2013年3月までの予定

ワイヤレス充電なら、コンセントとちがって、水こぼしてショートする心配もなければ、子供やフォーク突っ込んで感電するとか、変な機械さしてブレーカー飛ぶ心配とかの心配もなく、充電器を貸し出して持ち逃げされる心配もなく、お店としても安心。
電源が使える店は、増えてきていますが、「Qi(チー)」に対応机で、充電器ができる店が広がるかも。

iPhoneが「Qi(チー)」に対応していなくても、 iPhone 4S 4専用 ワイヤレス充電レシーバーケース(WLC-IPH11BK)があります。これにiPhone 4S入れて持ち歩けば、Qiでワイヤレス充電できます。値段は4千円くらい。
700M帯の基地局建設計画を総務省が公開しました。
00MHz帯周波数割り当てを求めた携帯電話3社が総務省に提出した建設計画をまとめたものです。
900MHz帯周波数割り当てに際しても各社が900M帯基地局建設計画を公開しています。
900Mの割り当てを受けたソフトバンクと、700MがもらえそうなNTTドコモとKDDI、イー・アクセスの3社、合計4社のプラチナバンド基地局建設計画をグラフにしてみました。

プラチナバンド基地局建設計画.PNG
一番たくさん建設するのはソフトバンクで4.2万局。1番少ないイーモバイル1.5万局の約3倍、2.1万局のドコモの2倍建設する計画です。
建設費も公開されています。
  DoCoMo au by KDDI ソフトバンク e-moba
設備投資額 2,358億円 2,579億円 2,123億円 1,436億円
基地局建設数 20,829局 30,698局 42,313局 14,994局
1局あたり 1,132万円 840万円 502万円 958万円

なんと、ソフトバンクの基地局建設コストはドコモ44%です。
ドコモの基地局建設費は、ソフトバンクの2.26倍にもなっています。
バッファローが600Mbpsの無線LAN親機(WZR-D1100H)と子機(WLI-H4-D600)を7月から国内で発売します(バッファロー/コクヨサプライの発表)。

02.11n の規格上限600Mbpsに対応したのではなく、802.11acを使って600Mbps対応です。
この製品は、
  • 11ac:200Mbps×3ストリームで600Mbpsに対応
  • 11n :150Mbps×3ストリームで450Mbpsに対応
です

AndroidはSDXC非対応

microSDXCをAndroid端末で使うと、データが壊れるので注意というアナウンスが各社から出ています。


Googleがリリースした状態のAndroidは、SDHCドライバや、exFATに対応していないので、SDXCに非対応です。

SDカードの容量に関する規格の違いを表にしてみました。

  ファイル
形式
 ID(CSD)形式
Card-Specific Data register
クラスタ
(C-SIZE)
C-SIZE長
SDSC  FAT16  Ver.1
 4095以下  12bit
SDHC  FAT32  Ver.2/3  4112から65375
 22bit
SDXV  exFAT  Ver.2/3  65535以上  22bit

SDXC対応するためには
  1. ファイルフォーマットexFATに対応する
  2. CSD Ver2/3の形式のCSD:Card-Specific Data register を読める
  3. 16bitより長いC-SIZEデータに対応する
必要があります。
2と3は、SDXCドライバが必要です。

Googleがリリースした状態のAndroidは、SDXCドライバ無し、exFAT対応なしです。
独自にAndroidをSDXCに対応させている例もありますので、Androidが全てSDXC非対応ではありません。

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