700M帯Middleの優位性

700MHz帯を獲得したドコモ、au、イーモバイルの3社全ての第一希望が、Middleバンドでした。
ドコモがMiddleバンドを獲得しましたが、各社がMiddleバンドを希望した有利な理由は、次の2つだと思われます。
  1. 地デジ受信器(TVやブースター)に携帯電話基地局からの電波が干渉を及ぼすリスクが小さい
  2. 海外で利用する周波数と重なるので、端末などの調達が有利

700MHzMiddleバンドの優位性.PNG
Lowバンドは地デジとの干渉が心配
現在のTVは、地デジ62ch(770MHz)までの受信能力を持っています。
Lowバンドの基地局の出す電波とは3MHzしか離れていません

53ch以上が52ch以下に引っ越した後も、有線系770MHzまで使用することが認められていることも心配のタネ。漏れてこないないはずの有線の電波でソフバンの携帯がつながらなくなっているという実話もあります(BS放送による電波干渉)。

情報通信審議会報告書に、「LTE からTV 放送への帯域外干渉は、現行のTV受信機器、TV受信用ブースターが、リパック前までのTV放送帯域である710~770MHzを受信するように設計されていることから、710MHz以上の帯域に新たなシステムが導入された際、新システムから発射される主波を干渉波として受信することにより発生する。」とあります。
TVへの電波干渉は確定のようです

しかし、総務省は、「TV受信機器に対する対策を考えていかなければならないという認識はあるが、具体的なものはまだない」と言っています(700/900MHz帯移動通信システム作業班(第12回)2011年11月25日
どれだけ対策日費がかかるかが、3社の不安のタネだと思います。

情報通信審議会報告書には、「短期的な対策としては、TV受信系への受信フィルタ追加、高性能な受信アンテナへの交換による垂直面指向性の向上、利得調整やアッテネータの挿入(ブース ター有りの場合)などが考えられる。
また、長期的な対策として、今後製造されるTV受信機器、TV受信用ブースターは、710MHz以上の帯域を利用する 新システムからの帯域外干渉による影響を回避する対策を講じたものとする必要がある。そのため、関係機関を交えて検討を行うことが必要である。」との記載 があります。

Middleバンドはスマフォなどの調達に有利

Middleバンドは、上りも下りも、AWGの周波数や、アメリカの周波数とオーバーラップしています。
海外で利用する周波数と同帯域なら、グローバルモデルのスマフォや設備を調達して国内でそのまま利用できる可能性が大きくなります。

Lowバンド、Highバンドは上りか下りのどちらかが共通領域からはみ出しています。

地デジ引っ越し(リパック)

52ch以下へ引っ越すのは、地域毎に違います。
関東のリパックの例をいくつか例をあげます
栃木烏山向田局  TV東京     57 から 52 chへ
群馬長野原局      NHK総合     53 から 51 chへ
群馬長野原局      NHK教育     54 から 46 chへ
埼玉小鹿野局     日テレ        55 から 41 chへ
埼玉小鹿野局     TBS       57 から 36 chへ
埼玉小鹿野局     テレ朝      53 から 43 chへ
埼玉小鹿野局     TV東京     61 から 45 chへ
52ch以下でも干渉をさけるためchの変更(引っ越し)は行われます

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