2012年10月アーカイブ

ソフトバンクとSprintのiPhone5

iPhone5.PNG

SprintはCDMA2000

ソフトバンクが買収するSprintは、CDMA2000でサービス展開をしています。

ソフトバンクは、W-CDMAでサービスを展開しています。

Appleのページを見ると、iPhone5 A1429 には、GSMモデルとCDMAモデルが別々に存在しています。

ソフトバンクのiPhone5はA1429:GSM modelで、sprintやKDDI (au)のiPhone5は、A1429:CDMA modelですので、ソフトバンクのiPhone5は、Sprintで使えません。

iPhone4もCDMA2000とW-CDMAが別です。

  • iPhone 4 A1349 CDMA model
  • iPhone 4 A1332 GSM model

KDDIもCDMA2000

Sprintと同じCDMA2000を使っているKDDIは、SprintのCDMA2000網を使って北米でMVNOをしています。KDDIモバイルというアメリカの会社が、SprintのMVNOです。

ソフトバンクがSprintを買えば、KDDIがソフトバンクの子会社のMVNOという不思議な状況になります。

Clearwire概要

ソフトバンクSprintを買収し、SprintClearwireを買収するという報道があります。
実現すれば、Clearwireは、ソフトバンクの孫会社になります。

以下は、Clearwire概要です。

Metro PCS, Sprint:通信業界再編

アメリカの通信業界の再編がにぎやかです。

2強のVerizonとAT&Tが安泰で、3位以下の各社が生き残りをかけた再編をしています。

場合によっては、ソフトバンクが全米1位の通信事業者になるかもしれません。

契約者数で比較すると、3位から5位の3社の加入者を合計して、やっと2位のAT&Tの契約者数に届くほど上位2社が頑張っています。

  1. Verizon Wireless ...約1億1千万
  2. AT&T Wireless  ... 約1億
  3. Sprint Nextel  (Sprint)... 6000万
  4. T-Mobile USA ... 3373 万
  5. Metro PCS ... 950 万
MetroPCS契約者数.PNG

3位のSPRINT

ソフトバンクに買ってもらおうとしているようです。

「ソフトバンク、米スプリントを救済か」とCNNは報道しています。
将来が危うくなった3位以下の通信事業者を、ソフバンが救済するといった見方をしています。

ソフトバンクは、3位のsprintだけ買ったのでは、弱小のままなので、5位のT-Mobileも買おうと思っているようです。


4位のT-Mobile

すでにドイツテレコムの子会社になっています。

しかし、4位の弱小通信事業者の将来に魅力を感じなくなったドイツテレコムは、T-MobileをAT&Tに売ろうとしました。
この、商談は成立せず、ドイツテレコムはT-Mobileの売り先を引き続き探しているようです。

そのT-Mobileが、5位のMetroPCSを吸収すると発表しました。
(2012年10月3日:T-Mobile USAが噂通りMetroPCSとの合併を発表
少しでも大きくなっていこうとしているのだと思います。

以下は、Metro PCSの決算発表資料からの、契約者数と、ARPU、売り上げの数字を引用です。

MetroPCS売上と契約者数の推移.PNG

Sprintの概要

ソフトバンクが買収を検討しているスプリント(Sprint Nextel)はどんな会社なのかざっくり見てみました。


モバイル契約者数で米国で3位

Sprintは、AT&T, Verizonに次いで第3位です。

  1. Verizon Wireless ...約1億1千万
  2. AT&T Wireless  ... 約1億
  3. Sprint Nextel (Sprint). 6000万
  4. T-Mobile USA  ... 3373 万
ATT-Verizon-Sprint加入者数の推移.PNG


iPhone 5 のテザリングは、月間7GBまで定額で、それ以降は追加料金が必要です。

テザリングしてPCをつないだ場合、7GBでどの程度使えるか考えてみました。

ウイルス対策ソフトの定期更新

テザリングでPCを接続して毎日パターンファイルの更新を行うと、1か月足らずで7GBの壁は越えてしまいそうです。

ウイルス対策ソフトの定義ファイルサイズは、約300MBあります。これを毎日更新すると、30日で9GBになります。
更新はWi-Fi環境か自宅の固定回線で行い、外出先でテザリングをするといった使い方の工夫が必要かもしれません。

携帯各社の電波利用状況

 携帯各社の保有リソースは,以下のようになります。ソフバンとイーモバを合算すると、140MHzでNo.2になります。


ソフバン
+EM
NTT
ドコモ
au
(KDDI)
700M帯10+10
10+1010+10
800M帯
-
15+1515+15
900M帯
15+15--
1.5G帯
10+1015+1510+10
1.7G帯15+1520+20-
2.1G帯20+2020+2020+20
合計
140MHz
160MHz
110MHz

これにBWA用周波数を使うUQ(WiMAX)とWCP(Softbank 4G/TD-LTE)を加えると、ソフバングループがNo.1になります。


ソフバン
+EM+WCP
NTT
ドコモ
au
(KDDI)
+UQ
700M帯10+10
10+1010+10
800M帯
-
15+1515+15
900M帯
15+15--
1.5G帯
10+1015+1510+10
1.7G帯15+1520+20-
2.1G帯20+2020+2020+20
2.5G帯
(BWA)
30-30
合計
170MHz
160MHz
140MHz

さらにWillcomのPHSも加えると、ソフバングループはダントツのNo.1です。


ソフバン
+EM+WCP
+PHS
NTT
ドコモ
au
(KDDI)
+UQ
700M帯 10+10
10+10 10+10
800M帯
-
15+15 15+15
900M帯
15+15--
1.5G帯
10+1015+1510+10
1.7G帯15+1520+20-
1.9G帯
(PHS)
35--
2.1G帯20+2020+2020+20
2.5G帯
(BWA)
30-30
合計
205MHz
160MHz
140MHz

携帯とPHSの各社に割り当てられている周波数をを図にしてみました(左の図)。

2015年から利用可能な700M帯や、2014から利用可能になる帯域など、現在は未利用の帯域も記載しています。

端末からの上りの周波数を左側に、基地局からの下りの周波数を右側に書き、青い線で上りと下りのペアを結んでいます。

基地局の側は、3GとLTEの区分に加え、利用している帯域幅も記載しています。
帯域幅や3G,LTEの区分は2012年9月15日現在の状況です。
今後3G局が減りLTE局が増えるなどの変化が予想されます。

LTEと3Gが帯域を食い合っている(LTEのリソースを増やせば3Gのリソースが減る)関係にある周波数は濃いグレーで記載しています。

携帯とPHSが利用する電波の周波数.PNG

iPhoneで使えるLTE基地局数を、総務省の無線局等情報検索ページで検索しました。

9月15日現在の基地局数です。

  • ソフトバンク: 16,906局
  • au (KDDI): 10,523局
GodanKeyboard.PNG

Android 版 Google 日本語入力に、新しいキー配列、Godan キーボードが導入されました。

日本語入力用キー配置を見てみると
  • Godan キーボード
    Googleが今回リリース(Google のブログ
    子音、母音の順に2回キーを押すのは、従来の2タッチ入力と同じです。
    キーの割り当てを変え、右を子音、左を母音用分けているのが新しい点です。
  • フリック入力
    Appleが開発したHanabi(特許平10-285333)が元祖
  • 5タッチ入力.PNGケータイ配列(5タッチ)
    「お」を入力するのに「あ」のキーを5回押します。
    1文字入力するのに最大5回キーを押すので5タッチ入力。
  • ケータイ配列(2タッチ)
    子音、母音の順に2回キーを押すことで文字を入力します。「お」を入力するなら、「1」「5」と入力します。
    1文字入力するのに2回タッチするので、2タッチ入力とも呼ばれています。かつてのポケベルで採用されていた入力方式を携帯でひきついだ方式なので、「ポケベル入力」とか「ベル打ち」とかも呼ばれてもいます。
  • ローマ字入力(QWERTYキーボード)
    日本語入力に英語用にアメリカで作られたQWERTYキーボードを使う。

100Mbps超のLTE

iPhone 5のLTEは75Mbps(下り最大速度)ですが、ドコモが112.5MbpsのLTEを2013年1月~3月に提供開始予定と報道されています。

LTEの最大速度は、端末のカテゴリーと、使う周波数帯域幅で決まります。


5MHz幅 10MHz幅
現在docomo, au,
SB, EMはここまで
15MHz幅 20MHz幅
UE
Category 1
10Mbps 10Mbps 10Mbps 10Mbps
UE
Category 2
37.5Mbps 50Mbps 50Mbps 50Mbps
UE
Category 3
iPhone5はこのカテゴリ

37.5Mbps
SBのiPHone5
はがメイン

75Mbps
auとSBの
iPHone5の上限

100Mbps
auかSBの基地局が対応すれば
iPhone5は100M化可能性あり

100Mbps
UE
Category 4
37.5Mbps 75Mbps 112.5Mbps
ドコモが発表
来年対応を発表

150Mbps
UE
Category 5
150Mbps 150Mbps 225Mbps 300Mbps


75Mbps(下り最大):2013年3月末までに基地局を4000局にするとも発表しています。

iPhone 5 で使える75Mbps基地局(10MHz仕様局)数は、9月1日現在で、以下のとおりです。

  • au by KDDI:  1,276局
  • Eモバイル:    241局
  • ソフトバンク:    55局

Eモバイルは、UE Category 5のモバイルルータを発売しているますので、端末は150Mbps対応ですが、基地局は10MHz幅の局が上限ですので、75Mbpsが上限です。

Eモバイルが持っている周波数は、来年春以降にはiPhone5でも利用可能になる見込みだそうです。
その分も含めて、iPhone5で利用可能な周波数数(基地局からの下り)は以下のようになる見込みです。
iPhone 5 で使えるソフトバンクと、KDDIの周波数.PNG


ソフトバンクがドコモを抜く

モバイル各社が持つ周波数幅は、ソフトバンクグループ(SoftBank, Eモバイル, ウイルコム、Wireless City Planning)が、ドコモも抜いてNo.1になります。

  1. 181MHz幅 ソフトバンクグループ (SB+EM+WCP+Wilcom)
  2. 140MHz幅 NTTドコモ  
  3. 120MHz幅 KDDIグループ(au+UQ)

PHSを除いてもソフバングループがNo.1です。

  1. 150MHz幅  ソフトバンクグループ(SB+EM+WCP)
  2. 140MHz幅 NTTドコモ  
  3. 120MHz幅 KDDIグループ(au+UQ)

モバイル契約者数のシェアをグラフにしてみました。

契約数比較.PNG


グループ別シェア

上位3グループのシェアをグラフにしてみました。

グループ別契約数比較.PNG

Eモバイルが契約者数を公表していませんので、正確な比較はできませんが、ソフバングループとKDDIグループのシェアが28%で拮抗しています。

差は、小数点以下(140万契約以下)なので、どっちが2位かは不明です。

月間純増数のちょっとした差で、2位と3位はクルクル入れ替わりそうな感じです。

iPhone 5で使えるLTE基地局は、帯域5MHzで37.5Mbps上限の局と、10MHzの帯域を使い75Mbpsまで通信可能な局があります。

iPhone 5で使える75Mbps対応可能な基地局の数は、9月1日時点で、

  • au by KDDI:  1,276局
  • Eモバイル:    241局
  • ソフトバンク:    55局

Eモバイルとソフバンの合計で、296局です。

上限37.5Mbpsの局も含めると、iPhone 5で使えるLTE基地局数は、

  • ソフトバンク:15,648局
  • au by KDDI:  8,723局
  • Eモバイル:   4,454局

Eモバイルとソフバンの合計で、20,102局です。

ソフトバンクが、イーモバイル(イー・アクセス)を買収しました。

iPhone 5のソフトバンクモデルは、LTEバンド、1,3,5に対応しています。

Eモバイルの1.7G/1.8GHzはLTEバンド3ですので、iPhone5 で EMのLTEが使えます。

その結果9月1日時点のiPhone5で使える基地局数は、

  • Eモバイル:  4,454局
  • ソフトバンク:15,648局
  • au by KDDI:  8,723局

ソフバングループ合計で、20,102局になりました。

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