2013年1月アーカイブ

音声通話減少

携帯電話発の音声通話時間が、7年ぶりに減少しました(1月9日総務省発表の通信量からみた我が国の通信利用状況 23年度による)。

モバイル発の音声通話回数と分数.PNG

発信回数は増加しているものの、平均通話時間が減少し、総通話時間が減少しています。

  • 総通話時間 :0.7%減(2010年度比)
  • 平均通話時間:1.1%減(2010年度比)

同様の現象は、2004年にも起きています。

  • 総通話時間:3.1%減(2003年度比)
  • 平均通話時間:4.6%減(2003年度比)

平均通話分数の減少は2010年度から2年度連続です。

平均通話分数の推移.PNG

中国のインターネット人口と普及率

中国のネット利用者が、5億6千万人を超え、全世界のネット利用者の4人に1人が、中国人になったそうです。

今も、毎年5000万人ペースで増加中。
普及率は4割なのでまだまだ伸びそう。

5.6億のうち75%、4.2億はモバイルユーザー

利用者数の統計を公表した、CNNIC(インターネット情報センター)は、「.中国」というTLDも管理しており、2012年10月から、「.中国」が使えるようになっています(CNNICの発表:2012年8月)

.中国」以外にも「.香港」も「.台湾」もあります

人民日報の昨年6月に記事では、「銭華林@中科院.中国」というメールアドレスから香港・マカオ・台湾・シンガポール・ドイツ・米国のインターネット専門家に向けてメール送信に成功した」と報道し、「これまでEメールアドレスが半角英数字のみだった歴史が終わりを告げた。」とも報道しています。

総務省は、電波遮へい対策事業として、15.4億円を使ってトンネル62箇で携帯電話が使えるようにしたと「平成23年度電波利用料の事務の実施状況 平成24年12月」で公表しています

これから逆算するとトンネル内で携帯電話が使えるようにするための工事費は、平均9500万円になります。

5百~1千万円くらいの基地局建設費と比べる10倍以上の費用がかかっています。

802.11ad 仕様確定

60GHz帯の7Gbpsの無線LAN、802.11ad の仕様確定が確定しました。

IEEEのサイトを見るとIEEE 802.11ad-2012  は「Active Standard」になっています

IEEE 802.11adの特徴

  • 60GHz帯を使う(特定小電力無線局として57GHz~66GHzを利用)
    • 60GHzのミリ波は到達距離10m程度
    • チェネル幅が2.16GHzと広い(11aの108倍、11acの13.5倍)
  • FST:Fast SessionTransfer で高速切替
    60 GHz(11ad)⬄2.4/5 GHz(11a/b/g/n/ac)間の高速セッション切替
    2.4GHz, 5GHz, 60GHzの3帯域に対応したチップは、既にQualcommが発表しています。

  • ビームフォーミングで空間を分割


Nectar

携帯型の燃料電池が販売開始されます。

手の平サイズの燃料電池が実際に製品化されるのはたぶん初です。
重さは200g(7オンス)

発売されるのは、「Nectar」という薄膜固体酸化物形燃料電池(thin-film SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)です。
燃料にブタンガスを使います。
Lilliputian Systems社が発売します。

  • 本体価格:本体299ドル
  • カートリッジ:9.99ドル(55Wh発電できる)
  • 発売時期:今年夏。現在BrookStoneのサイトで予約可能
  • 燃料:ブタンガス
    商用の航空機への持ち込み認可をICAO(国際民間航空機関)や米運輸省から取得済み
  • 接続:充電にはUSB2.0ポートを使用(USB2.0の規格上限500mA)
  • 出力:+5V、2.5W

固体酸化物形燃料電池は、ENE-FARMなどでも採用され実用化されていますが、発電の際に700度から1000度の高温になるので、小型化はされていませんでした。
ENE-FARMは、発電で発生する熱でお湯を沸かします。

しかし、シリコンを基盤として100ナノ程度の薄い電解質形成することで、低温でも発電できるようになりました。

低温といっても、発電温度は300度から500度だそうです(ハーバード大学の2011年4月研究発表)。
スタンフォード大学でも発電温度を下げる研究は行われています。

基盤のシリコンと酸化物では熱膨張率が大きくことなるので、室温から数百度までの温度変化を繰り返すと熱応力により、シリコン基板にクラックが入るなどの課題もあるようです。

ENE-FARMのメーカー保証は、発電4万時間もしくは発電回数4千回のいずれか早い時点となっているのも、温度サイクルによる劣化があるためだと思われます。

DoCoMoは幼児も狙う

3歳の幼児も対象とした「応援学割2013」 という割引をドコモが始めました

割引対象年令が7歳からだった「応援学割2012」をパワーアップして、「応援学割2013」では割引対象年令を3歳まで下げました。

2月から発売の、スマートフォン for ジュニア SH-05E は、世界初のジュニア向けスマホだそうです(報道発表資料)。 HW-01Dなどの子供向けガラケーは以前からありましたが、子供向けスマホは初だそうです。

5GHz帯の-WiFi拡大へ

アメリカで、無線LANで使える5GHz帯を拡張するようです。

「WiFiのスピードと容量を拡大するために、使用可能な帯域を追加する」とFCCの委員長がCESで発言したそうです。

JEITA
呼称
中心周波数 IEEE
Channel
W52 5,180MHz 36ch
5,200MHz 40ch
5,220MHz 44ch
5,240MHz 48ch
W52 5,260MHz 52ch
5,280MHz 56ch
5,300MHz 60ch
5,320MHz 64ch

W56 5,500MHz 100ch
5,520MHz 104ch
5,540MHz 108ch
5,560MHz 112ch
5,580MHz 116ch
5,600MHz 120ch
5,620MHz 124ch
5,640MHz 128ch
5,660MHz 132ch
5,680MHz 136ch

現在、5G帯で無線LANに使える周波数は、W52,W53,W56で、日米欧共通です。

米国では、5470-5850MHz(W52とW56 の間)の120MHzと 5850-5925MHz(W56より高い周波数)の75MHz、合計195MHzを、U-NII無線局(免許不要局)として利用する検討を行うことが、米議会において2012年2月に承認され、既存システムとの間の共用条件などの検討が行われているそうです。

既存システムとの干渉回避のために、DFS:Dynamic Frequency Selection(動的周波数選択.)と送信電力値によってはTPC:Transmit Power. Control(送信電力制御)を搭載することを義務付けて解放することになると思われます。

米国で解放しようとしている5350-5470MHzには、日本では、

  • 5350-5460MHz:航空無線航行
  • 5150-5570MHz:地球探査衛星
  • 5250-5850MHz:無線標定(レーダー、自動速度違反取締装置、侵入者検知システムなど)

があります。

5850-5925MHzには

  • 5650-5850MHz:アマチュア無線
  • 5830-5850MHz:固定衛星(地球から宇宙)

があります。

Qualcommが、Snapdran 800と600を発表しました。

Snapdran 800のWiFiは802.11ac対応なので、スマートフォンのWiFiがギガbps級になります。

主な新機能

  • LTE 150Mbps(Cat.4 )対応
       Snapdragon S4のLTEはCat.3下り100Mbps
  • IEEE802.11ac 対応
       Snapdragon S4は11n(450Mbps) 対応
  • USB3.0(5Gbps)対応
        Snapdragon S4は、USB2.0で480Mbps対応
  • 計算能力75%UP(S4比)
  • グラフィック処理能力2倍(S4比)

Snapdran 800の市場投入は2013年夏のようなので、秋冬には150M LTE とギガWi-Fiに対応したスマフォが発売されそうです。

USB 3.0の速度が2倍に

USB 3.0 規格の速度を2倍にすると、USB規格の標準化団体USB-IFが発表しました。

USB 3.0 の最大速度を5Gbpsから10Gbpsに高速化する新規格を、年内にリリースするそうです。

USBが高速になってくると、USB を接続するバスの速度がボトルネックになります。
現在のUSB 3.0 は5Gbpsは、PCI-E 2.0 x 1の速度より高速です。

バス速度とインタフェース速度.PNG

5Gbps(625MB/s )のUSB 3.0の性能を活かすためには、PCI-E 1.1なら4レーンを必要とします。PCI 2.0や、PCI 1.1 の古いPCの場合は要注意です。

USB が 10Gbpsになると、最新のPCI-E 3.0でも 1レーンでは速度不足です。

PCI-E 3.0 x 2 以上で接続するか、PCI-E 4.0 対応PC/マザーボードが製品化されるのを待つ必要があります。

車載基地局の写真

前の記事「コミケに出動した車載基地局たち 」の蛇足ですが、

コミケ83に出動した携帯3社の車載基地局の写真です。

コミケは無線LANも大混雑

コミケ83には、冬コミとしては最高の55万人が来たそうです。
2012年のセンター試験受験者数が55万人。鳥取県の人口が58万人。

下の写真は、最終日のビックサイト東館の外側を取り巻く行列。

東館を取り巻く行列

この写真を取った位置では、スマートフォンやモバイルルータからの無線LAN電波だらけ。
ちょっと離れた場所からの俯瞰でしたが、23のSSIDが見えました。

東館西端のWLAN.png

会場内に入るとさらにすごいことに。
西館南西の駐車場に面した階段では114以上のSSIDが見えました。

1ヶ所で114です。

西館-南西駐車場

カスタム検索

月別 アーカイブ