音声通話減少

携帯電話発の音声通話時間が、7年ぶりに減少しました(1月9日総務省発表の通信量からみた我が国の通信利用状況 23年度による)。

モバイル発の音声通話回数と分数.PNG

発信回数は増加しているものの、平均通話時間が減少し、総通話時間が減少しています。

  • 総通話時間 :0.7%減(2010年度比)
  • 平均通話時間:1.1%減(2010年度比)

同様の現象は、2004年にも起きています。

  • 総通話時間:3.1%減(2003年度比)
  • 平均通話時間:4.6%減(2003年度比)

平均通話分数の減少は2010年度から2年度連続です。

平均通話分数の推移.PNG

2003年度の減少はIP電話が原因か

050電話解禁が2003年でした。
長電話をするヘビーユーザーがIP電話に移行したため、2003年度の平均通話時間が減少したと見ることもできます。

2011年度の減少はLINEが原因か

平均通話分数の減少が始まった2010年に前後して、モバイルからの音声通話サービス開始が相次いでリリースされています
  • 2009年03月:SKYPE for iPhone リリース (Windows版は2004年7月初版)
  • 2010年10月:VIPER 初版リリース
  • 2011年07月:050 Plus サービス開始
  • 2011年06月:LINE 初版リリース
  • 2012年10月:comm 初版リリース

これらのサービスにヘビーユーザーが移行したことが、2011年の通話時間減少の原因かもしれません。
確証はありません。単なる偶然かもしれません。

これらサービスの中でも、LINEのユーザー数、国内4100万人(全世界合計は1億人)は、ドコモの契約者数6099万には及びませんが、KDDIの3681万やソフトバンクの3132万を超えています。

電話は終息し、IP網上の音声通話に

固定回線を含む電話の総通信回数、総通信時間は、2000年度がピークで、2001年以降10年以上連続でづっと減少しています。

モバイル発の電話は増えてきましたが、固定電話の減少がそれを上回っていて、モバイルが固定のシェアを食っているものの、電話全体では減少し続ける状態が続いています。

今年あたりから、モバイルの音声通話は、電話用の回線交換網を捨てて、データと一緒にIP網上で移行しはじめます。数年以内にモバイルの音声通話はオールIP化されるのではないかと思われます(回線交換網の終焉)。

音声通話は、IP網上の1つのアプリケーションになり、電話サービスとして独立して存在できる時代は終わりつつあるようです。

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