ドコモのBaremetal

クラウドサービスの性能を向上させる新技術を開発したとドコモが発表しました。

OpenstackのBaremetal サイトには、開発への貢献者(Contributors)としてドコモの名前が記載されています。

ドコモが提供したBaremetal のコードがOpenStack の7番目のメジャーリリース「Grizzly」に採用されているようです。



ドコモの発表では、Baremetalにより、クラウドサービスの応答時間を最大50%短縮ーとなっています。

ドコモによるベンチマークを見ると、Pingの応答ではVMに比べ50%ほど高速になって、SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)を上回っています。

TCPのスループットも、VMより高速でSR-IOV並になっています。

Bare-metal-benchmarking-by-docomo.png


ネットワーク系の処理はBaremetarlで高速化するものの、コンテクストスイッチやCoremarkでは、VMとそれほど差がありません。


Baremetal

ゲストが、Hypervisorを介さずに、物理サーバーへ直接アクセスするのがBaremetalです。

クラウドのWebポータルで、
 (1) 利用するOSイメージを選択し、
 (2) 起動させると、
 (3) 選択したOSイメージがインストールされた物理サーバが用意される
のがBaremetalです。

従来型のクラウドでは、物理サーバではなく、仮想サーバー(VM)が用意されます。

Baremetalの物理サーバーには、Hypervisor が載っていないので、ゲストが直接ハードにアクセスできます。
ハードとの間にHypervisorが存在しないため、仮想化のオーバーヘッドが無く、処理が高速になります。

Hypervisorなしで、選択したOSイメージを物理サーバーで起動させるために、2段階の起動が行われます。

  1. 用意された物理サーバーのHDDに選択OSイメージを書き込むための、ミニOSが起動される。
  2. ミニOSが、用意されたHDDなどに、選択したOSイメージを書き込み終わる。
  3. 物理サーバーはリブートされ、選択したOSイメージで起動してきます。


Grizzlyのプレスリリース

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