TV電波で100Mbps通信成功

TV用UHF電波1チャネルの電波で、91.8 Mbps8K動画の送受信に成功したとNHKが1/20に発表しています。

帯域5.57MHzで、91.8Mbpsを伝送したので、1MHzあたり16.5Mbpsになります。

これは、LTEの電波利用効率を上回ります。


TVならではの工夫

TV偏波MIMO対応アンテナ

TVの送受信アンテナ間が見通しとなることが多いので、同一偏波の複数アンテナでの空間分割多重(MIMO)だとMIMO伝送路間の相関を十分に下げることが難しいくなります。

そのため、同一偏波ではなく、直交する2つの偏波を利用した偏波多重伝送(偏波MIMO)を採用しています。

垂直と水平の2偏波を受信するために、TVアンテナも水平と垂直の八木アンテナを重ねた形状になり、素子が十文字になっています。

8K放送が開始されたら、アンテナの取替えが必要になります。

NHK実験の概要は以下のとおり
  • 容量: 91.8 Mbpsのストリーム
    (フルハイビジョンの16倍)
  • 使用した電波: UHFの1ch 帯域5.57MHz
    (チャネル間隔は6MHzですが変調帯域幅は5.57MHz)
  • 空間多重: 偏波MIMO 2x2
  • 変調方式: 64QAM,256QAM, 1024QAM,4096QAM
  • 符号化:  LDPC(Low Density Parity Check)符号とBCH (Bose­Chaudhuri­Hocquenghem) 符号の連接符号
  • 伝送距離: 27Km 
  • CODEC: MPEG-4 AVC / H.264


8K放送の携帯での受信

フルセグ受信に対応した携帯は何機種かありますが、8Kなってのフルセグ受信は、上記のようなスペックに対応する必要がでてきます。

LTE Advancedになっても、256QAMや4096QAMはサポートされませんし、偏波MIMOも対応しません。

Qualcommの次世代チップ、Snapdragon 805は、4K動画に対応していますが、8Kは対応していません。

8K放送の携帯での受信はハードルが高そうです。

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