「おサイフケータイ」、携帯から独立

「iD」専用プラスチックカード

 ドコモが携帯電話と分離したクレジットカードサイズの「iD」専用プラスチックカードを14年2月17日提供開始します。

ドコモの携帯電話がなくても、この「iD」専用プラスチックカードがあれば「おサイフケータイ」としてiDを使ってDCMXで支払いができます。

ICカードが収納できるiPhoneケース

iPhoneにICカードを収納するケース(サンワサプライ200-PDA138) に収納すると、iPhoneをおサイフケータイ化することができます。

iPhone 5s に装着するとサイズは
 高さ:123.8 mm →132mmm
 幅 : 58.6 mm →65.5mm
 厚さ:  7.6 mm →15.5mm
 重量: 112 g →151g(カード除く)
になります。


決済システムとしてのiD普及促進

auやソフバンのiPhoneにこのケースをつけ、「iD」専用プラスチックカードを入れれば「おサイフケータイ」にすることができます。ID会員数の推移

今回の「iD」専用プラスチックカード提供により、ドコモの枠を超えて、auやソフバンのiPhone ユーザもおサイフケータイiD)ユーザとして取り込み、iDを普及させることが可能になります。

クレジットカードとしてのDCMX拡大

DCMXiDのドコモ縛りを無くすことにより、ドコモ携帯のユーザがauやソフトバンクにMNPで移っても、ドコモのクレジットサービスDCMXiDユーザとしては残ってもらうこともできます。

DCMXiD対応カードを発行することにより、auやソフバンの携帯ユーザーも、、DCMXのユーザとして取り込むことが可能になります。

なお、DCMXの会員数は、2013年3月で1,385万、2013年9月末で1508万人と増加しています。

電子マネー間競争

電子マネーは、iDに限らず、Edyスイカパスモなど多数あります。

iPhoneにICカードを収納するケースには、どれでも収納可能です。

「携帯電話会社」と「携帯電話による決済インフラ提供会社」が同一であるメリットは薄れ、携帯と決済インフラの自由な組み合わせが容易にできます。

携帯電話会社のドコモが決済インフラを利用する必然性は薄まってしまい、iDは数ある電子マネーの選択肢の1つでしかなくなります。
しかし、携帯電話のユーザ数という天井を突破して、さらに成長できる可能性を獲得しました。

電子マネー

電子マネー

iDの発行枚数は1800万で、ポストペイド型電子マネーでは最大です。

  1. iD:発行枚数1800万
  2. QUICPay:発行枚数500万
  3. PiTaPa: 発行枚数200万
  4. Smartplus:発行枚数120万

などがポストペイです。

プリペイド型では、

  1. Edy:発行枚数7930万
  2. スイカ:発行枚数4400万
  3. WAON:発行枚数3720万
  4. nanaco:発行枚数2600万
  5. パスモ:発行枚数2400万
  6. ICOCA:発行枚数872万

など、iDの発行枚数を超えるシステムが多数あります。

これらのカードの利用も進んでいます。ポストペイド型6種のカードの決済件数は、前年同月比+21.7%になっています。

  2012年12月
月間決済件数
前年同月比
楽天Edy3,200万件(3.2%増)
Suica7,154万件(18.3%増)
PASMO2,076万件(13.1%増)
nanaco9,350万件(26.4%増)
WAON8,700万件(29.5%増)
ICOCA447万件(42.8%増)

(2014年1月27日 日経流通新聞)

近距離通信規格

NFC-Standards.png

Felicaを日本では普及している電子マネーは近距離通信規格としてFelicaを採用しています。

海外ではFelicaではなく、Mifareの採用が主流なため、Felica対応の日本の電子マネーはほとんど使えません。

Mifairは、FeliCa(フェリカ)と同じ13.56MHzの近距離無線通信規格ですが、Felicaとは互換性がありません。

現在は、Felica、Mifairとの上位互換のNFC規格ができていますが、普及は進んでいません。

決済以外で利用されるNFC

iPhoneがNFCを搭載していないので、携帯端末ではブレイクしないNFCですが、Bluetoothによる端末間通信や、NFC端末間ペアリ ング機能と利用してたBluetoothハンドオーバーや、Wi-Fiハンドオーバーを実装した製品はちらほら出て来ています。

1月22日 ソニー デジカメ α5000 NFCでスマホ等とワンタッチ接続し写真や動画の転送。スマホ等をα5000 のリモコンとしても使用可能
1月22日 ASUS デスクトップPC M70AD NFC対応スマホ等をかざして、スワード入力なしで Windows へのログイン、アプリ起動、 ファイル閲覧、Web アクセス、写真や動画の転送などが可能。
1月14日 NEC
アクセステクニカ
ポータブル
無線ルーター
Aterm
W500P
NFC対応のスマホ等をかざすと専用アプリが起動し、無線LAN設定が自動的に完了
1月08日 バッファロー ヘッドセット BSHSBE26BK Bluetoothのペアリングがワンタッチで完了
1月07日 ソニー 活動量計 SmartBand
1月02日 Samsung デジカメ Galaxy
Camera 2
NFC対応スマホ等と連携して写真転送
13年12月 CREATIVE 音声システム Sound Blaster
Axx AXX200

NFCによる周辺機器との接続をサポートし、自動認識でペアリングを行う
13年9月 Klipsch スピーカー KMC1 Bluetoothのペアリングを行なう際に、ワンタッチで設定が完了
13年8月 ソニー デジカメ NEX-5T NFC対応スマホ等をかざすと、すぐに設定画面を表示して、スマート等と連携して使用、スマホ等をNEX-5Tのリモコンとして使用しスマホ等からのタッチAF操作、絞りやシャッタースピード、ホワイトバランスなども設定可能
12年3月 Gema Touch
投薬モニタ Gema Kit NFCチップを薄いステッカーにして薬の容器に貼りつけと、薬を飲んだことを察知してクラウドにアップする。この情報を医療機関などと共有し、薬をきちんと飲んでいるかモニターする


1月19日りり―スのLinux 3.13には、NFCのサポートが追加されています。


Felicaで子供の位置確認

FeliCaを利用した登下校安否確認システムも存在します(Ashiato通信)。

FeliCaカードをカードリーダーにタッチすることにより登下校情報を取得し、その情報をリアルタイムで各保護者へメール配信するシステムです。

学校、学童保育、学習塾、習い事教室等にFelicaリーダーを置いておくと、子供の位置と安全を確認することができます。

サメにICタグをつけて安全を確認

サメにICタグを付けて、ビーチに近づくと、Twitter @SLSWA)でつぶやくシステムを西オーストラリア政府が運用しています。

水中では、13.56MHzの電波を使うFalicaやMifairは減衰が激しくて使えないので、タグは、307KHzの音波を発信する音響タグです。

発信間隔は、40msecから16秒間隔。10秒間隔だと電池が4年持つタイプもあります。

ビーチ近くに配置した水中設置マイクのネットーワークでこの音波を探知します。

探知範囲は最大1kmですが、マイクは、西オーストラリアの320箇所に壁のように設置されています

現在338匹のサメにタグが付けられているそうです。

ビーチに近寄るサメを撃ち殺してしまうのではなく、ビーチにサメが近づいたら人間は近づかないという考え方です。サメも保護する国ですから、捕鯨に反対する人が多いのも納得です。

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