V-Lowマルチメディア放送 - 開始へ1歩前進

V-Lowマルチメディア放送の、ハード提供会社に名乗りをあげたのは、、FM東京が主導する株式会社VIP(V-Low Infrastructure Provider)だけでした。

総務省が、V-Lowマルチメディア放送用周波数(99MHz~108MHz)を使用する特定基地局の開設計画の認定受付結果をみると、全国7地域(北海道、東北広域圏、関東・甲信越広域圏 、東海・北陸広域圏 、近畿広域圏 、中国・四国広域圏、 九州・沖縄広域圏)全てで、申請は株式会社VIP1社だけです。

ハード会社が決まれば、次にソフト会社が決まり、2014年中にはV-Lowマルチメディア放送が開始になるかもしれません。

利用イメージ

V-LOWマルチメディア放送 安心・安全情報端末

V-Lowマルチメディア放送で提供するコンテンツは、「放送波を使ったダウンロード」や「5.1チャンネルサラウンド放送」、「緊急地震速報」、「放送波にIPを乗せて一斉同報(IPDC)」、「デジタルサイネージ」などが想定されています。

緊急地震速報や警報受信に対応した安心・安全端末も公開されています。

スマホでの利用も想定しており、地域密着型のコンテンツ提供が想定されています。


V-Low-n-Smartphone.png

V-LOWマルチメディア放送対応フォトフレーム V-LOWマルチメディア放送WiFiチューナー V-LOWマルチメディア放送対応スマートフォン

ISDB-Tsb 採用

V-Lowマルチメディア放送は、地デジのISDB-Tをベースとした、ISDB-Tsb方式で、1セグと基本的に同じ方式です。

ということは、ワンセグ同様、日本製の端末でしかサポートが期待できないということになりそうです。

何種類か公開されているV-Lowマルチメディア放送受信端末のプロトタイプは、やはりCasio、シャープなどの日本メーカー製です。

外付けチューナー

V-Lowマルチメディア放送で受信したデータをWi-Fiでスマホに転送するWi-Fi型チューナーの試作機もお披露目されています。

V-Lowマルチメディア放送受信機だけを独立させ、WiFiでスマホと接続するこの形態は、、グローバル展開するiPhoneなどのスマホががISDB-Tsbの受信機を搭載する可能性が低いことを見越しているのかもしれません。

苦節13年

2003年のISDB-Tsb実用化試験から11年、ISDB-Tsbが、ARIB STD-B29として制定された2001年からは、13年が経過しています。

十数年前の構想を、今やっと実現しつつあるのが日本です。

一方、世界各国は、5Gに向けて投資を開始しています(5Gの仕様作りに933億円)。6年後の2020年の商用化を目指しています。

何かが生まれるまで10年以上かけるというスピード感では、世界をリードするどころか、世界に追いつくことも難しいでしょう。

緊急警報はNSPSで

緊急警報放送は、ISDB-Tの電波を使っています。V-Lowマルチメディア放送も緊急警報放送を流すものと思われます。

ISDB-Tは、日本方式のデジタルテレビ規格です。日本政府が普及に努力した結果、南米各国でも採用されています。

緊急警報は、携帯メールでも伝達されます。

3GPP Release 12 では、緊急警報なのど情報をLTE網で提供するNSPS:National Security and Public Safety servicesの検討が進んでいます。

NSPSの確実な提供のためにD2D(モバイル端末間のP2P)の利用も検討されています。

日本の緊急警報、緊急地震速報などもNSPSに準じて進化してゆくものと思われます。

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