モバイル網の設備費は1.2倍に

ドコモがパケット接続料を改定しました(ドコモの報道発表

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過去3年で1/5になりました。

この接続料は、設備費用をトラフィックで割り算して計算しています。

モバイル網のトラフィックは過去3年で6倍になっているので、設備費が同じなら、接続料は1/6になるはずです。

トラフィックが6倍になって、接続料が1/5ということは、設備費が3年間で1.2倍になっていることになります。

モバイル網増強コストが、設備単価低下や効率化などのコスト削減を上回っているようです。

収入を上回るコスト増

設備費が1.2倍に増える一方、契約者数は、過去3年間で5.9%増(1.06倍)にしかなっていません。

契約者単価(ARPU)も減少し続けています。

設備費増加が、モバイル事業の売上増加を上回っています。

その結果、ドコモの営業利益は、過去21ヶ月間で12%減になっています(2013年3月決算で前年同期比4.3%減、2013年度9ヶ月で1.9%減)

契約数は伸び悩み、ゼロサム

モバイル契約数は1.5億を超えました

契約者数の伸びは期待できず、MNPによる顧客奪い合いが続いています。

IoTで単価減少

通信モジュールなどのIoTによる契約増を推進すればARPUの低下を招きます。

競争のための設備投資は継続

今後も続くトラフィック増対応のためだけでなく、通信事業者間の顧客争奪戦のためにも、設備投資 (モバイル網の増強、基地局増設、設備のLTE、LTE-Advanced化、利用周波数帯の追加、エントランス回線の増速、コア網の増強等)は続けざるを得ません。

モバイル通信事業は下り坂

このように契約数伸びを上回る設備投資とコスト増が続き、契約単価(ARPU)低下していく状況は、各社とも同じです。

モバイル通信事業は、落日の秋を迎え、今後、利益率は低下するのでしょう。

ソフトバンクは海外に活路も求めSprintを買収し、ドコモはNTTグループ再結集で再浮上をねらい、じぶん銀行やau損保などの金融事業を展開するKDDIは、さらに電子マネー「au WALLET」で1兆円を目指しています。

このような、国内モバイル事業以外のビジネスに各社が取り組んでいるのも、秋の先に冬が見えているからかもしれません。

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