8コアCPU搭載スマホ

Smartphone-with-8core-cpu.png

スマホのCPUが8コア化が始まりました。

8コアCPU、MediaTekのMT6592を搭載した、Panasonic P81がインドで発売されました(Panasonic Indiaのツイート)。

8コアCPU搭載CPUは、続々と発売れています。

今のところ、これら8コアモデルは、全てMediatek の MT6592を搭載しています。

Qualcommも、8コアCPU Snapdragon 615 を14年2月に発表済みで、14年4Q発売とされていますが、まもなく商用生産開始という報道もあります。

8コアCPUはミッドレンジ

8コアのMediatek のMT6592 を搭載したスマホは、最上位機種種ではなく、ミッドレンジになっています。Snapdragon 615 もミッドレンジのスマホ向けCPUです。

4コアのSnapdragon 805が、8コアのSnapdragon 615の上位製品として位置づけられてもいます。

ハイエンドは4コア

ソニーの2014年夏モデル Xperia ZL2 は4コアのSnapdragon MSM8974AB、SamsungのGALAXY Jも 4コアのSnapdragon MSM8974です。

次期iPhoneに搭載されるCPUも4コアのApple A8 という噂です(iPhone 5s のCPUは、2コアのApple A7)。

CPUコア数が少ないCPUがハイエンド用として高性能になっていいるのは、ミッドレンジ用8コアの使い方と、構成に起因します。

Media TekのMT6592 の構成

MT6592は、ARM Cortex-A7 4コアと、Cortex-A17 4コアの合計8コアを搭載しています。

8Core_MT6595.png

Cortex-A7コアは、消費電力が低い小型コア。

Cortex-A17コアは、ミッドレンジのコアです。

MT6592は、A7A17の8コア同時動作をサポートしていますが、タイプの異なる2種類のコアを搭載したのは、

電力消費を抑える、big.LITTLEのためです。

MT6592は、コア数以外の特徴は以下のとおりです。

  • 3GPP Rel.9までのFDD-LTE/TDD-LTE Category 4まで対応
  • GNSSは、 GLONASS, Galileo, QZSS, Beidouの4システム対応
  • 4K,2K動画に対応 (Ultra HD H.265 Codec)
  • GPU: PowerVR Series 6
  • カメラは20MPまで対応
  • 画面は 2560×1600 WQXGA.まで対応

big.LITTLE

big.LITTLEは、高性能コアと低性能・低諸費電力コアを搭載して、負荷に応じて切り替える消費電力を抑えることを意図したARMの技術です。

省電力モードのコアはCortex-A7、高負荷時はCortex-A17が動作します。

ARMのbig.LITTLEを採用しているSamsungのExynos 5 Octa も8コアのモバイル用SoCです

MT6592は、A7A17の8コア同時動作をサポートしていますが、Exynos 5 Octa はARM Cortex-A7 コアと、4基のCortex-A17 コアのどちらかを選択するので同時動作するのは4コアが最大です。

このようにコア数が多いCPUであっても、全てのコアが同時動作できなければ、性能はコア数に比例しません。

NVIDIAもコア切替で省電力

NVIDIA のモバイル用SoC Tegra 4/4i Tegra K1も、4基の高性能コアと、低負荷時に省電力で動作する第五のコアも持つ5コアSoCです。

4コアのSMPも1/4、2/4、3/4、4/4動作が可能で、消費電力を抑えるようになっています。1/4動作よりさらに低消費電力で動作するためのコアが第5のコアです。

このように、低性能低消費電力コアを増やしてるコア数が増えていだけの場合は、コア数と性能が比例するとはかぎりません。

アーキテクチャが違うとコア数が多くても低性能

個々のコアの性能が、低い場合もあります。

MT6592は、ハイパフォーマンス側のコアにA17を使っていますが、A17は、A15より低性能です。

A17のパイプラインが11段なのに対して、A15のパイプラインが15段。最大動作周波数もA17が2GHz以上を想定しているの対して、A15は2.5GHz以上の想定です。

A17の上位であるCortex-A15も、A7big.LITTLEのペアを組むことができますが、MT6592では、A7A17の組み合わせが選択されています。

このことからも、MT6592が高性能を目指した製品ではないことがわかります。

PC用のCPU、AMD Opteron 6300シリーズ(6376/6378/6380/6386など)は16コアになっています。

16コアのOpteronを2基実装すると32 コアのPCが出来上がりますが、多コアだから高性能かというと、コア数の少ないIntelのXeon との性能比較でOpteronは苦戦してます。



Mobile用GPUもマルチコア化

GPUのマルチコア化は桁違いで、モバイル用のNVIDIAのTegra K1は、192コアを持っています。

192基のコアはデスクトップPC用のGPUと同じCUDAコアです。

Tegra 4でもGPUコアは72あります。

PC用のGeForce GTX TITAN Blackは、2880コアです。

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