固定電話の音質が携帯より劣化する

家電の音質基準を下げる答申が総務省が公表しました。

03-1234-5678などの0AB-番号を使える固定電話の本質基準を緩和する内容です。

家電の音質基準を下げる答申が提言する新基準は、最低でも3G携帯やSkypeやLINE並の音質確保を求めるものの、VoLTEを超える音質を求めない といった基準になります。

Voice-Service-Quality.png

主な変更は、以下の2点です

  • バケットロスは、0.1%以下 0.5%未満 に緩和
  • R値は80以上は、基準から削除

答申では、 0.1%の場合の MOS 評価値は 4.2でR値87相当、0.5%の場合はMOS 評価値 3.5 でR値80相当だとう評価結果も記載しています。

MOS=4.2だと、VoLTE以上の音質を期待できます。

MOS=3.5だと、3Gの携帯通話以上、VoLTE未満の音質が期待できます。

SkypeやLINEもだいたいMOS=3.5くらいです(VoLTEはQoSとHD Voiceで高品質確保

R値は消滅

R算定に用いるパラメタは全部で 21個ですが、電気通信事業者は、全パラメタを実測しているわけではなく、パケット損失率と遅延時間だけ実測し、それ以外のパラメタはITU-T G.107 勧告に記載のあるデフォルト設定値を用いてR値を計算しているのが実情。

現在の基準値である、遅延時間 150ms、パケット損失率 0.1%以下という数値を用いて R 値を計算すると約 87 となる。

このように、R値がなくても遅延とパケロスだけで音質は規程できるので、R値の消滅に大きな意味はありません。

基準緩和は競争促進のため

音質が劣化するような基準緩和を目指す理由は、電気通信事業者間の競争促進です。

パケロス0,1%だと、高品質な光ファイバー網を持つ、NTTやKDDIなどの大手通信事業者しか基準を満たすことができません。

パケロスの多い回線を許容することにより、新規参入を促すこと改正の趣旨です。

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