MNOが接続料金値下げ

ドコモ、KDDI、ソフトバンク、MVNO向け接続料を改訂し公開ました(ドコモKDDIソフトバンク)。

MNO-MVNO-interconnection-charge.png

前年料金とくらべて、値下げ率は、ドコモ16.9%、KDDIが17.0%、ソフトバンクが13.7%になっています。

この料金は、MVNO向けL2接続の場合のいわゆるパケット接続料」です(約款上の名称は、ドコモ場合、「第2種卸Xiサービス」の「定額通信料 」です)。

MVNOがMNOに支払う料金には、この「パケット接続料」の他に、1契約者回線毎に100円程度の固定料金(ドコモ101円、KDDI:86円、ソフトバンク93円)や、音声通話の利用に伴う料金などもあります。

L3接続場合は、契約者回線単位の料金になるなど体系が異なっています。

パケット
接続料
10Mbps
当り月額
2016年
3月31日改訂

前年比
ドコモ
785,509-16.9%
KDDI967,983-17.0%
ソフトバンク1,166,697-13.7%

MVNO回線は1契約あたり10Kbps以下

MNOとの接続に、10Mbpあたり78万円支払うMVNOは、1000契約で10Mbpsの回線シェアしないと赤字になりかねません。

月額900円のデータ通信サービスを、1000契約で、月額90万円になります。

ドコモに月額78万払うと残り月額12万円で自前の設備運用や会社経費を賄う必要が出てきます。

1000契約で10Mbpsということは、1契約者あたり10Kbpsです。
月額500円程度のサービスだと、1契約者あたり5Kbps程度になります。

全契約者が同時に通信することは無いとしても、多数のユーザが利用が集中する昼休みなどの時間帯は、混雑が予想されます。

広域災害発生時などは、昼休み以上のトラフィック集中と混雑が予想されます。

MNOは2倍以上の余裕あり

L2パケット接続料は設備費用をトラフィック(通信量)で割って算出します。

このため、回線10Mbpsあたりのコストは、原則として、MNOもMVNOも同等になります。

しかし、MNOは、ARPUが高く、ドコモの場合パケットARPUだけで1800円程度あります(15年度1Q で1830円)。

月額900円程度でデータ専用SIMを売っているMVNOの2倍です。したがって、MVNOの2倍の帯域を確保しておくことも可能になります。

さらに、利用者数も1桁以上多いため、統計的多重効果も大きくなりますし、パケットAPRU以外の収益もあります。

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