フルカラー電子ペーパー

フルカラーの電子ペーパーを、Einkが発表しました。

マイクロカプセル型電気泳動ディスプレイモジュール(EPD:electrophoretic display )のフルカラー化をカラーフィルター使わずに実現したのは初とのことです。

フルカラー電子ペーパーの仕組み

白黒の電子ペーパー

マイクロカプセル型電気泳動型EPDでは、帯電している白と黒2種類の顔料をオイルの入ったカプセルに入れ、裏と表の電極に電圧を印加して、顔料粒子を電気泳動させて画像を表示させます。

白黒の電子ペーパー
3色顔料システム.gif

白、黒、そしてもう1色を加えた合計3色のディスプレーを、E-inkが商品化しています。マイクロ・カップ・インク方式と名付けられているとおり、カップ型になっているようです。

QR-LPD.png

オイルを詰めたカプセルではなく、空気の中に粒子を入れる方式(QR-LPD方式電子粉流体方式)もあります。

空気中の粒子移動のほうが、オイルの中の移動より高速なので、応答性能がよくなり、書き換えが高速に行えます。


ツイストボール方式電子ペーパーは、白黒2種類の顔料ではなく、白黒2面を持つ粒子を回転させてて表示しますTwist-ball-Epaper.png

DNPは、黒以外にも、青、赤、緑、橙でも展開可能な電子ペーパーを商品化しています。


フルカラーの電子ペーパー(カラーフィルターあり)

カラーフィルターアレイを表面に置いて、カラーフィルターの色とカプセル表面にある色で発色させて、隣接した画素の組み合わせでフルカラー化します。

フルカラーの電子ペーパー(カラーフィルターあり)



フルカラーの電子ペーパー(カラーフィルター無し)

1つのカプセルに4種類の粒子を詰めて、1カプセルだけで全色を表現できるので、RGBで3つのカプセルを使うカラーフィルター方式より高解像度化が可能です。

E-inkは、32,000色の表現力があると言っています。

フルカラーの電子ペーパー(カラーフィルター無し


E-ink のフルカラーディスプレー

EPDの特徴

  1. 超低消費電力
    一度表示された画像の保持には基本的に電力が不要であり、無電力で長時間表示を保持できる
  2. 視野角が広くほぼ180度
    紙と同じレベル
  3. 屋外でも視認性良好
    バックライト不要の反射型なので明るい屋外でも視認性に優れる
  4. 軽くて薄い
    バックライト無く、基材は軽い樹脂
  5. 自由に曲げるられる柔軟性
    前面板が樹脂基材でOK
  6. 人間の目に優しい
    発光しないので目への刺激が少ない。
  7. フルカラーEPDは未発売
    (白黒赤の3色は製品化されている)
  8. 発色性能(コントラスト)に課題
  9. リフレッシュ速度が劣る

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