ドローン基地局、

KDDIがドローン基地局の実証実験開始を発表しました。

ドローンの飛行時間は、30分程度ですが、将来は1時間程度まで延す計画です。

ドコモ、ソフトバンクなどもドローンでの災害対策やソリューション提供に取り組んでいます。

ドローンの長所と課題

車載局などの災害用基地局に比べてドローンには以下の特徴があります。

長所

  • ドローンは最短1時間程度でサービス開始が可能
  • 運びやすい(軽ワゴン車で運搬可能)
  • 高度な専門教育なしで運用可能
  • 火口付近のような立ち入り規制・禁止地域でも運用可能
  • 道路や地面の状況に関係なく配備可能

課題

  • カバーできる範囲が1キロ程度と狭い
  • 電源が課題
    • 搭載電源では連続飛行時間が1時間に満たない
      • 同一機能の機体を複数用意して、交代で運用することで長時間化は可能
    • 地上の電源とケーブルで繋いだ運用は可能
      • ホバリングは可能
        • 高度を上げるとケーブルの自重、風圧が課題
        • 現在は風速20m程度、高度100m程度が限度
      • 有線電源で水平方向の移動は困難
        • ケーブル延長や細径化は、電圧低下につながる

各社のドローンへの取組

KDDI

災害対策用ドローンについて発表されている内容は以下のとおりです

  • ドローンで被災地に携帯電話サービスを提供
  • 被災地を上空から撮影し、リアルタイムで被災地外のエリアに映像配信可能
  • 全国10ヵ所の保守拠点に配備し実証実験を行う(2017年3月以降)

電源の問題への対処として、同じ役割を担うドローンを複数用意して、長時間連続稼働することを検討しています。

複数ドローンで多段中継も

将来は、Wi-Fiの電波を複数のドローンで多段中継して、より遠方の地域をカバーすることも検討中です。

当初、ドローンは地上の基地局からの電波を中継し、周囲1㎞程度をLTEエリア化します。

災害時は陸・海・空の3体制

KDDIは、災害時に陸海空から対応する体制を整備する計画です。

  • 陸路が使えるなら車載局
  • 海が使えるなら船舶基地局
  • 陸路も海も使えないならドローン

KDDIは、「スマートドローンプラットフォーム」にも取り組んでいます。

ドローンの運行管理、3次元地図、機体、クラウドの4つを提供します。

ドローン機体、3次元地図、運航管理、クラウドを提供し、

  • モバイル通信網でのドローンとの接続
  • 自律飛行・衝突回避など飛行ルート管理
  • ドローンが取得したデータの蓄積・分析

ができるプラットフォーム です。

目的は、ドローンを活用した様々なソリューションの提供です。

ドコモ

ドコモは、2016年11月30日の防災訓練で、ドローン基地局のデモをしています。

来年度からドローン基地局の実証実験を、2017年度以降の実用化を目標として始める計画です。

ドコモのドローンは、被災して停波した基地局周辺でホバリングして、近くで稼働していいる基地局からの電波を、ブースターとして中継します。

車載局のアンテナを、上空に延伸するためにドローンを使うこともドコモは検討しています。

ドコモも「船上基地局」も導入予定なので、KDDI同様、陸・海・空の3体制になる予定です

ドコモは、「ドコモ・ドローンプロジェクト」にも取り組んでいます。

目的は

  • ドローンを活用した多様なソリューション提供
  • 上空でのドローン周辺の通信品質確保
  • 携帯電話ネットワークへの影響なしで運航できる環境づくり
  • 安全な目視外運航の実現

です

ソフトバンク

ソフトバンクは、気球基地局を中心に検討しています

気球基地局は、カバーできる範囲が半径10キロと、ドローン基地局より広いことや、地上電源を利用できることなどの長所があります。。

しかし、気球は、打ち上げるまでに2、3時間かかるうえ、持ち運ぶ気球関連設備が大きく重いので、ソフトバンクもドローン基地局にも取り組みます。

Google

Googleは、太陽光で自動飛行し続ける固定翼ドローンを基地局にする「Project SkyBender」に取り組んでいましたが、中止しています。

代わりに高高度気球でWi-Fiを提供する「Project Loon」に注力するとこのことです。

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