通信量増加に対応できない料金

L2接続パケット料金の推移

MVNOがMNOに支払うL2接続回線の料金が値下げされました。

値下げは、モバイル通信のトラフィック増にMVNOが対応できない額でした。

値下げにより14%から21%回線増速が可能ですが、1契約あたりのトラフィックは21%から25%増えています。

買える帯域、16%から21%増

MVNOが今と同額のL2回線のパケット接続料をMNOに支払うなら、値下げになったぶん、L2回線の帯域を増やす(増速する)ことができます。

増やすことのできる帯域は

  • NTTドコモのMVNO:16.3%
  • KDDI(au)のMVNO:11.9%
  • ソフバンク のMVNO:21.3%

になります。

トラフィック増は21%から25%

一方、1契約(加入者)あたりのモバイルトトラフィックは、1年で21%から25%増えています。

移動通信トラヒックは、2015年12月から2016年12月までの1年で1.3倍になっています。(総務省発表データ)。

モバイル契約数は、1.54億から1.60億へと4%増加しています(TCA集計値)。

モバイル1契約当たりのトラフィクが、1.25倍になったことになります。

総務省は、契約数(加入者数)を2.05億として計算して、1加入者あたり21%増としています。

モバイルトラフィックの伸び

コスト増なしに品質維持は無理

回線を12%から21%増やすことができたとしても、21%から25%増えるトラフィックは吸収できません。

L2回線は、より混雑して、速度が低下することになります。

25%増えるトラフィックを今と同様に疎通させるためには、MNOへの支払い(L2回線のパケット接続料)を今より増やして、25%増速するしかありません。

支払いが増えた分は、ユーザーに転嫁することになります。

品質劣化か、サービスの見直し(値上げ)かの選択を迫られることになります。

2年前までは値下げも可能だった

2年前までは、L2回線のパケット接続料が年間25%以上値下げされていたので、品質向上をしつつ、より低額が料金プランを作ることも可能でした。

パケット接続料の下げ幅が、20%以内という状況が継続すると、現状の回線品質(混雑度)を維持することがますます困難になります。

L2回線のパケット接続料詳細

ドコモの約款KDDIの約款ソフトバンクの約款が3月31日に改訂され、料金が変更になっています。

プレスリリース等は特になく、約款が更新されているのみです。

各社のL2回線のパケット接続料(10Mbps当たりの月額)は、

  • NTTドコモ:¥674,818
  • KDDI(au):¥858,335
  • ソフバンク :¥948,803

になりました。

昨年8月の料金と比較すると

  • ドコモ:  ¥784,887から14.0%,¥110,069減
  • KDDI:  ¥960,541から10.6%,¥102,206減
  • SBM :¥115,1355から17.6%,¥202,552減

になっています。

2017年3月改訂のMVNOとのL2接続料金

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