スマホをコードレス電話に

社内や自宅内で使うコードレス電話で、TD-LTEを利用可能にすると総務省が発表しました。

iPhoneなどの既存スマホが、構内PHSやコードレスフォンとして利用できる可能性が生まれます。

Band 39 対応スマホを構内PHSに

新たに、sXGP方式が、1.9GHz帯で利用可能になります。

1.9GHz帯、iPhoneを含む多くのLTE端末がサポートするBAND39に重なっています。

このため、出力をsXGPに適合させるなどの調整をすれば、Band39をサポートする既存のTD-LTE対応スマホを自営用コードレス電話として利用することが可能になる可能性があります。

既存スマホで使う場合、5MHz幅だと、自営PHSの制御チャネル(Ch12,Ch18)と重なってしまいます。

このため、今回、sXGP方式の追加にともなって、sXGPの5MHz帯域と重ならない帯域に自営PHSの制御チャネルを追加しました(Ch35, Ch37)。
既存PHSとの干渉が問題になるなら、PHS側の制御チャネルを変更することを可能とするsXGP優遇策です。

DECTとsXGP(TD-LTE)の二択

現在、コードレス電話に利用できる通信方式は以下のようになります。

  • アナログコードレス
  • デジタルコードレス
    • 1.9GHz帯
      • PHSコードレスホン
      • sPHS(super PHS)方式コードレスホン
      • DECT方式コードレスホン
      • sXGP方式の端末
    • 2.4GHz帯
      • FHSS-WDCT方式のコードレスホン
1.9GHz(Band39)で利用可能な方式

sPHS(super PHS)は、2010年にPHSの拡張として制定された総務省規格ですが、1台も製造されていません。

PHSコードレスフォンは、今後、チップセットや製品の継続的供給が危惧される状況です。

2.4GHzは、無線LANなどで混雑しており、アナログも音質や秘匿性の課題があります。

このため、1.9GHz帯で継続利用できる、EU規格(ETSI規格)のDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)方式のコードレスフォンのみが堅調に出荷され、年間350万から550万台出荷されています。

iPhoneなどの既存スマホをコードレス電話として利用できることになれば、1.9GHz帯にDECT以外の有力な選択肢が追加されることになります。

sXGPとTD-LTE

sXGPでは、出力が、親機200mW以下、子機100mW以下に制限されています。

sXGPでは、LTEカテゴリ0などのIoT通信規格と同じ1.4MHz幅での利用も可能となっています。

1.4GHz 幅であれば、自営PHSの既存制御チャネル(ch12、ch18)とは重なりません。

sXGP用のIMEI

IMEIの構成

自営システムに付与されるPLMN-IDがMNOに付与されるPLMN-IDと重複しないようにするために、sXGP用のIMEI(PLMN-ID)を確保することになるようです。

PLMN-ID(Public Land Mobile Network-ID)識別番号はIMSI15桁のうち上5から6ケタです。
MCC(国番号、日本は440,441)3ケタ+事業者コード(2から3ケタ)

自営システムに付与されるPLMN-IDが電気通信事業者に付与されるPLMN-IDと重複しないように管理することが、答申に記載されています。

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