イリジウム衛星75機置換順調

SPACE XのIridiumミッションバッジ

イリジウムの衛星更新が順調に進んでいます。10月9日に打ち上げた10機のイリジウム衛星が正常に機能しているとIridium Communication発表しました。

今回の10機更新で30機が更新され、さらに45機を2018年央までに更新し、66機の現用衛星と、9機の軌道予備衛星をあわせた75機の衛星を全てを更新する計画です。

地上には6機の予備を保管するので、合計81機体制全てが、新世代のIridium NEXTになります。

いったん破産したイリジウムですが、老朽化した衛星の置換が順調に進んでいます。

Space Xの貢献

イリジウム衛星75機を1年半で軌道投入して、一気に更新する計画は、大量の衛星を短期間で集中的に打ち上げることができるFalcon 9の能力に支えられています。

ロケット1発が運べる重さが大

Falcon 9(FT)の軌道投入能力は、低軌道に22.8トンです。日本のH2A(H2A204)の低軌道への投入能力15トンの1.5です。

低料金

打ち上げ料金はFalcon 9が1億ドル 、H2Aが120億円とほゞ同額。トン当たりだと、Falconが4割安。

短い打ち上げ間隔

Space Xは、Falcon 9の29号機を2017年1月14日に打ち上げてから、2017年10月9日に42号機を打ち上げるまで268日間で14機を打ち上げています。

平均20.6日間隔での打ち上げです。

このペースなので、1年半の短期間でIridumのために8回の打ち上げを行い Iridum衛星75機を軌道に投入することが可能になります。今年は、これまで3発のFaclcon 9を打ち上げ、合計30機のIridum衛星を軌道投入しています。

2010年6月4日の初号機打ち上げから、2017年10月9日までの2684日に42回打ち上げていますから平均65日間隔。これが今年は20.6日間隔に短縮されています。

日本では、打上げ間隔は約2ヶ月、最短記録でも50日を超えています。H2の次に開発するH3の開発目標でも、打ち上げ間隔は1ヵ月です。

注文から打上げまでは、H2Aだと 2年、組み立て作業に 1ヶ月かかっています。

イリジウムの破たんと再生

  • 1991年Iridium, Inc. (旧イリジウム社)発足
  • 1998年11月イリジウム社、サービス提供開始
       日本では日本イリジウム社が提供開始
  • 1999年8月イリジウム社、破産申請
  • 2000年12月Iridium Satellite LLC社が事業継承
  • 2001年3月サービス再開
  • 2005年6月旧KNSL(現KDDI)日本でサービス再開
    KDDIのイリジウムサービス

イリジウム概要

  • 地上の780kmの低軌道に66機の衛星を配置回
  • 66機の衛星は、北極・南極の両極近くで交差する6つのレーン上に、各レーン11機ずつ配置
  • ほぼ全世界をカバー
  • 予備衛星9機を地上648㎞の低軌道に軌道予備として配置
    地上にも予備衛星6機を持ち、障害時の代替衛星として使用
  • イリジウム端末からの通信は、衛星間を中継されて、米国のイリジウム地球局経由で地上系ネットワークと接続
  • 端末とは、1.6GHz帯域を使用して通信

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