「中国のメラミン混入粉ミルク問題で、汚染粉ミルクを製造した22社が、顧客の携帯電話に新年のあいさつとして謝罪メッセージを送信した。」[北京 2日 ロイター]というニュースがあった。
不思議な点は、3点です。
(1)どうやって顧客のメールアドレスを取得したのか。
(被害届にメアドを書かせた?)
(2)粉ミルク被害者は、ほぼ全員携帯を持っていたのか。
(中国の携帯普及率は約4割。携帯の無い人には謝罪しない?)
(3)携帯メールで謝罪って、ノリが軽すぎないか。
(待ち合わせに遅れて、ゴメンm(_ _)m というノリ?)
日本で同じことをしようとした場合、謝罪メールは、特電法の規制する範囲に該当しないかどうかも気になる。特電法が規制するのは、「広告又は宣伝を行うための手段として送信をする電子メール」だが(MCPC検定試験にもこのあたり概要は出題されます)、謝罪メールは、広告宣伝に該当しそうな気もするし、セーフなような気もする。
日本では、問題を起こした会社の社長が、記者会見で誤って謝っているのを見かますが、謝罪メールが特電法の規制対象外であれば、今後は携帯メールに
「あけおめ! きょねんはゴメンなさい<(_ _)> ことよろ(*^_^*)」
なんてメールが届くようになるかもしれない。
約29万4000人が腎臓結石などの被害を受けており、死者も6人出ている。そういう事態にメールでゴメンはないだろうコラ! と怒るのは、昭和生まれのオールドタイプだからだろうか。 10代の少年少女たちならメールでの謝罪の軽さを気にしないのだろうか。
最近は、年賀状を送らず、携帯メールでやり取りする人が増えており、携帯各社がオメデトウメール対策に汗を流しているのは周知のとおりですが、加害企業からの謝罪などまでも、今後はドンドン携帯メールに置き換わっていくのだろうか。
一斉同報サービスなどメール発信代行サービスたくさんある。いずれ、謝罪メール一斉送信サービスを企業向けに配信するサービスが出てくるのだろうか。企業からのDMは気楽に迷惑メールとして捨てていますが、迷惑メールフィルタは、謝罪メールは通過するようにしてくれるのだろうか。謝罪メールを通過させることが一般化すると、謝罪を装ったフィッシングメールなんてのも出てきそうだ。
恐ろしいことに、ハマスが1月1日、多数のイスラエル市民に対し、ロケット弾攻撃を加えると脅す携帯メール(SMS)を送信したという報道もある。
特電法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)は、オプトイン、架空アドレスへの送信禁止、送信者表示義務などとともにしっかり覚えておきましょう。MCPC1級(モバイルシステム)試験の範囲です。