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NTTが、PSTN / ISDNを2025年までに終了して、全てIP電話にすると発表しました(PSTNのマイグレーションについて)。

家電も、会社のPBXも、15年後には光ファイバーで接続したIP電話回線にしようという構想です。
PSTN / ISDNの良いところは
  1. 電源がなくても使える(局給電)
    ・停電時でも電話が使える
    ・コンセントが近くになくてもOK
  2. 端末がシンプル
    ・端末の互換性が高く、相性問題が発生しない
    ・PSTN端末は極めて低機能でよく、CPU,メモリなどは不要
    ・IP技術がいらない
  3. ケーブルがシンプル
    ・銅線2本で通信可能
    ・光ケーブル、UTPケーブルなどは不要
  4. 品質が安定している
    ・パケットロスやジッターの心配がない
    ・ISDNは帯域保障
  5. FAXやモデムによる通信が安定している
    ・IP電話では通信できない場合もある
などです。
PSTN/ISDNが、IP電話になってしまうと、これらのPSTN/ISDNの良さが失われます。
地震で停電になると電話も使えない、家に光ファイバー引き込まないと電話も使えない、FAXがつながらなくなった、というような事態が起こることが予想されます。
Google が、1GbpsのFTTHサービスを、スタンフォード大学の住宅エリアで、展開します。
WiMAXネットワークを、インターネットを経由せずダイレクトにユーザーの社内LANに接続するクローズドVPNサービスをKDDIが開始します(KDDIの発表)。

回線速度が40Mbps/10Mbps である点以外は、ドコモの「FOMAパケットアクセス」、KDDIの「リモートアクセスサービス」、ソフトバンクの「モバイルゲートウェイ」と同じクローズドVPNサービスです。
Twitterが自らデータセンタを作るそうです。
Twitter の発表によると、加入者増がデータセンタを作る理由ですが、借りるのではなく自らDCを作る理由は、
  • インフラの変更に対して迅速に対応できる柔軟性の確保する
  • 制約のないネットワークとシステム構成をする
  • 大きなビル面積の確保
  • 電力・空調に対する独自の要求を満たす設計をする
  • きめ細かなSLAを実現
  • 全レイヤーの監視と管理
だそうです。

最近のデータセンターの傾向

従来型のデータセンターと最近アメリカ流データセンターとの比較してみると以下のような違いがあるようです。

従来型   最近のアメリカ
用途 ハウジング重視← →クラウド前提
思考・発想  土地=>建物=>ITの順 ← →IT=>建物=>土地=>の順
主役 土地を持つ会社← →IT技術を持つ会社
立地 都市型← →郊外型
サイトの拡張 拡張性低← →拡張性低
アクセス アクセス性重視← →立地問わない
空調 床下吹上←
循環←
→天井吹き降ろし
→外気利用
PUE 2.0くらい← →1.3以下
フリアク 必須← →なくても良い

最近のデータセンターの傾向をおおよそ以下のような感じです。
クラウド基盤収容に特化した設計

・ユーザー持込みの多種多様な機器の受入れを前提としない


- 最大サイズ機器も収容可能な設備設計が不要


- ジャストサイズのラック、通路、天井高、電源・空調


- ダストにセンシティブな特殊機器への配慮が不要

・PaaS用のハードを効率良く収容する設計


- 同一仕様ハードウェアを効率よく並べる(アプリとインフラを分離した共通インフラ環境)


- ハードは1台単位ではなく、複数まとめてユニット化する(POD, CELL)
クラウド前提でアクセス性にとらわれず郊外や国外に立地

・PaaSの提供ならエンドユーザーがDCに駆けつける必要がない

・クラウド化で特定ハードに縛られない構成をとり個別ハードのMTTR長期化を許容
要員削減省力化

・クラウド化により特定ハードへの依存をなくし、ハードを均一化


- リモート管理を中心の運用で対応が容易になる


- 多様なハードへの対応するための運用管理者配備が不要
        データセンターへの常駐者を最小化

・PaaSなら入館する人員は自社および下請けに限定可能

・ホスティングのように多数の外部の人間が立入ることなく、警備・セキュリテイの負荷低減

・外来者対応の要員も不要
エネルギー利用効率の向上と自然エネルギーの利用

・建屋は外気空調を前提とした設計

・水冷の活用

IT各社のデータセンター
Google,Microsoft,Apple,SUN(ORACLE),HPなどのIT大手が持っている自社データセンターのサイズは大型化しているようです。

APPLE
アップルが、ノースカロライナ州メイデンに50万平方フィート級のデータセンターを建設します。50万平方フィートは=4.6万㎡。東京ドームの建築面積 46,755㎡とほぼ同じ、六畳間だと4680部屋になります。
Appleがカリフォルニア州ニューアークにある10万9000平方フィートのデータセンターの5倍です。

Microsoft
Microsoftは、50万平方フィート級のデータセンターを2つ建設したばかり。今後も巨大データセンターを2つ建設する。そのうち1つは、シカゴに70万平方フィート級のデータセンタになるらしい( 記事

Google
Googleの数あるデータセンタのうちData Center Aは7500平方フィート。 マンハッタンに111 8th Ave  57,000 平方フィートのデータセンター建設とやや小ぶりで、しかも都市型です。
Googleは、水上データセンターの特許「 Water-based data center」も持っています。
海で発電し、海水で冷却する 構想です。トラフィックが集まる場所に"出向く"ところに移動することができることも長所だそうです。

国防総省

もちろん世界最大のクラウドを、13のデータセンターにおいた、6100万台のサーバーと容量3.8PBのストレージで構成しているそうです。アプリ・DBのインスタンスは、2800あり、ユーザー:400万人以上だそうです。
日本の公務員数398万7千人(内閣官房行政改革推進事務局資料)より、米国防総省システムのユーザーの方が多い。軍人だけでで140万人いるそうです(自衛隊員は27万4千人、米軍は在日米軍だけで9万5千人)。IT予算は約$100億ドル。8000億円です。

日本
日本のDC床面積TOP10( データセンター完全ガイド)を見ると日本のデータセンターも巨大さでは負けていません。
1 アット東京 150,000m²
2 伊藤忠テクノソリューションズ  CTC Data Center 76,000m²
(5センターの合計)
3 NTT東日本  Ephelioデータセンター 約70,000m²
4 NTTコミュニケーションズ 国内 約66,800m²
5 TIS  IDCサービス 約48,000m²
NEC  データセンターサービス
約48,000m²
7 富士通エフ・アイ・ピー PowerIDC
約44,000m²
KDDI TELEHOUSE 国内 44,000m²
海外 91,000m²
9 ソフトバンクテレコム 約40,000m²
10 IDCフロンティア 約37,000m²


100GbpsのEthernet仕様「IEEE802.3ba」が6月17日に米国電気電子学会(IEEE)で承認されました(IEEEの発表)。
IEEE802.3ba」は、100Gbpsにくわえて40Gbpsの仕様も規定しています。

すでに、ドラフト「IEEE802.3ba」に基づいて、100Gbpsの回線サービスが開始されていたり、40Gbps のLANカードが発売されていたりします。「Interop Tokyo 2010」でも各社が100Gbps対応製品をライブデモし、ShowNetでも100Gbpsが使われていました。

各社100Gbpsの対応が進んでおり、正式承認により一気に100Gbps時代に突入するものと思われます。
クラウドを日本に誘致するため、データセンター特区を総務省が企画中だそうです。
コンテナ型データセンターを建築基準法の適応除外として、データセンターを安価に建築できるようにするそうです。
総務省は、約10万台分のデータセンター構築を想定しているそうです。

日本のデータセンターの課題
データセンターを日本に誘致するためには、建築基準法の他にいくつかの課題をクリアする必要がありそうです。

電気料金
電気料金が高いことが課題です。産業用電気料金が日本より高い国はありません。
Googleは、300 万台のサーバを運用中で年間 2,500億以上の運営費を費やしています。ざっくり電気代は年1800億くらい。このサーバーの10%を米国から日本にもってくると、電気代が年間150億増加してしまいます。


耐震工事
コンテン型データセンタの重量は、8ラックタイプのMD S20でも、機器をフルで搭載した場合の重量は15トンを超えるそうです。庭に置いておくと地面が沈みます。
地 震の心配がある場所では、動かないようしっかり固定しておく必要もあります。
建築基準法がどうであれ、基礎工事にお金がかかります。
地震が無いと言われているシンガポールなどと比べるとハンデがあります。

箱の値段も問題
建設費が多少安くなっても、コンテナ型のデータセンターの箱代に内外価格差があることです。
海 外価格は、HPのPODは10ラックモデルで60万ドル5500万(定価)、SUNのBlackbox MD S20 8ラックモデルで55.9万ドル5000万(定価)です。
このMD S20が国内では、103,590,900円でネット販売されています。海外価格の2倍になっています。
自社用に買う企業もあるのかもしれませんが、定価の2倍なっている理由がわかりません。

機器の価格
250億の他にサーバーやNW機器などの中身の代金、工事費などが必要になります。
サーバーもPCも内外の価格差があり、国内価格がやや高くなります。保守費の内外価格差はもっと大です。

10万台で大丈夫?
Google Spanner は100万から1000万台のサーバーを世界5箇所に配置する計画です。北米2箇所、EUに2箇所、アジアに1箇所です。アジアに1箇所がくると数十万台のサーバーが設置されることになります。10万台規模では相手にされそうもありません。
Googleなどが出資する日米間光海底ケーブル「UNITY」運用開始開始したそうです(KDDIの発表)。

遅延とスループット
光海底ケーブルは、総延長約9,620kmですので、海底部分のRTTが約100msec。
携帯だと、LTEになっても無線区間の遅延が10msecあるので、両端20msec。
TCP/IPのスループットは、遅延に左右され、
  スループット=RWIN÷RTT
なので、
 RWIN=  512K だと、スループット4Mbps
 RWIN=1024K だと、スループット8Mbps

くらいになります。TCPで通信する限り、100Mだろうと1Gだろうと8Mbps程度の速度しかでません。
海底ケーブルは、最大4.80Tbpsの容量だそうです。
GoogleのFTTH事業を誘致するために、アメリカの自治体が暴走しちゃってます。

Sarasota
市長が水族館のサメの水槽で泳いでGoogleにアピールしているのはSarasota市です。
命がけで誘致!をアピールしたいのでしょうが、本当にサメと泳ぐあたり病んでますよね。
Sorasotaにある島の名前も期間限定でGoogle Islandに変えたそうです。
Duluth
凍った湖に市長が飛び込んでGoogleにアピールしたのはDuluth市。
市長が氷結した湖に飛び込むビデオがYouTubeにアップされています。
氷結した湖に飛び込む市長を見たGoogleが「Duluthに決めた!」と言ってくれるいいですね。真冬の滝で水垢離をするともっと効果的カモしれませんよ。
Topeka
カンザス州の州都は「カンザス州、グーグル市」です。
人口300万の州都にして大都市のTopeka市が、市の名前を1ヶ月間「カンザス州、グーグル市」に変更してしまいました。
人口300万は茨城県の人口より多く、鳥取県なら5つ分です。
Rancho Cucamonga
南カリフォルニアのこのRancho Cucamonga市は、名前をRancho Googlemongaに変えるそうです。
う~ん。中途半端!
Greenville
Greenvilleでは、LEDライトを持った人が、人文字を描いてみました。
人文字を空撮したビデオがYou Tubeにアップされています。
人文字が微妙に薄暗いのがやや悲しい感じです。
結んで丸めてもOK、結び目ができても通信ができる光ファイバーを旭硝子が販売開始しました(プレスリリース)。

柔軟性(可塑性)確保
石英ガラスを使った光ファイバーの心線は、折り曲げるとポキッと折れてしまいます。心線は外被に覆われ保護されているので外からは見えませんが、中でポキッと折れると通信断になります。
そこで、石英ガラスの心線の代わりに、フッ素樹脂をコアに使い柔軟性を確保し、曲げによる破断が起こらないようにしています。
フッ素樹脂は、アクリルに比べても塑性変形しやすく柔らかいので、破断の心配がありません。

ファイバーの構造
屈折率が連続点的に低下するGI:Graded Indexコアの外側に、コアとは不連続な屈折率のクラッドを被せるダブル・クラッド構造を採用して通信可能な曲げ半径を5mm以下にしています。
GIコアの外側に、SI:Step IndexクラッドをかぶせたGI+SIのダブルクラッドです。
 Googleが米国でFTTH事業を実験的に始めます。GoogleのBlogには、
  • サービス:FTTH
  • 速度:1Gps
  • 対象:5万~50万世帯
  • 料金:有料"competitive price"
  • 地域:米国
 料金は"competitive price"となっています。、Googleは、本社のあるMountain View周辺エリア無料WiFi提供していますが、FTTHは無料ではないようです。

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