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MVNOの高速化限界

MVNO のデータ通信回線の太さを、MVNOの収入とMNOとの接続料金から推計してみました。

MVNOの回線の太さは、MNOの回線の70%程度で収支限界に達していると推計できます。

MVNOのARPU推計値は、1770円

MVNOの収入

MM総研が「スマートフォン・MVNOの月額利用料とサービス利用実態(2015年12月)」を発表しました。

同社の2015年3月調査と比べ9か月間で、

MVNOの音声対応SIM料金は、月額1300円(38%)減少し、

MVNOのデータ専用SIM料金は、月額350円(29%)増加

しています。

MNOが接続料金値下げ

ドコモ、KDDI、ソフトバンク、MVNO向け接続料を改訂し公開ました(ドコモKDDIソフトバンク)。

MNO-MVNO-interconnection-charge.png

前年料金とくらべて、値下げ率は、ドコモ16.9%、KDDIが17.0%、ソフトバンクが13.7%になっています。

この料金は、MVNO向けL2接続の場合のいわゆるパケット接続料」です(約款上の名称は、ドコモ場合、「第2種卸Xiサービス」の「定額通信料 」です)。

MVNOがMNOに支払う料金には、この「パケット接続料」の他に、1契約者回線毎に100円程度の固定料金(ドコモ101円、KDDI:86円、ソフトバンク93円)や、音声通話の利用に伴う料金などもあります。

L3接続場合は、契約者回線単位の料金になるなど体系が異なっています。

パケット
接続料
10Mbps
当り月額
2016年
3月31日改訂

前年比
ドコモ
785,509-16.9%
KDDI967,983-17.0%
ソフトバンク1,166,697-13.7%

MVNO回線は1契約あたり10Kbps以下

MVNO各社の契約者数

MVNO各社の契約数を、各社の決算発表などから拾って、グラフにしてみました。
一部調査会社の推定値も使っています。

MVNO各社の契約者数の推移

Sprint大口優遇プラン発表

ソフトバンク傘下のSprintが新料金プランを発表しました。

日本のモバイル料金と比較すると、大量にデータ通信をする大口ユーザほど割安になっていることが特徴です。

Sprint New Better Choice Plans.png

月間データ量10GB以下では、ドコモなどの日本のMNOと同じ料金水準ですが、40GBのプランは日本のMVNOと同じ水準になっています。

右のグラフは、Sprintとドコモ、AEON、DMMの料金比較です。

黄色のSprintは、小容量では、赤のドコモと同じ水準で、大容量では青のAEONの水準に接近しています。

日本では、MVNOもMNOもデータ通信量と料金が正比例する傾向ですが、Sprintはデータ使用量に対して料金が対数関数的に増加しています。

なお、この料金プランは、Verizonと同じ料金で、Verizonの2倍のデータ通信量提供するプランとして発表されています。

月間データ量が50GBで月額13,800円の料金プランをイオンモバイルが発表しました。

 KDDI mobileが終了します(KDDIアメリカの発表) 。これにより、KDDIグループによるソフトバンクグループの回線の販売が終了します

mineoのフリータンク

全てのmineoユーザーでパケットをシェアするサービス「フリータンク」をmineoが発表しました。

「フリータンク」は、余ったパケットを、全国のmineoユーザーでパケットを共有できるパケット共有サービスです。

mineoユーザーどうしで、自分のパケット10MBを贈ることができる「チップ」機能も同時に提供開始します。

フリータンクの主な機能

SIMフリーPC発売

SIMフリーのノートPC、VAIO S11が発売されます。

SIM FREE PC Vaio S11SIMフリーのLTE(下り最大150Mbps/ 上り最大50Mbps)内臓で、本体後ろ側に、microSIMのスロットがあります。

LTEの電波受信のためにの設計もされています。

  • 樹脂製のシャーシ採用
  • 金属成分が含まれない塗装
  • LTEアンテナをディスプレー上部に2つ配置
  • LTE接続時でも約8時間の連続駆動が可能なバッテリー容量

auやソフトバンクの周波数帯の一部にも対応していますが、ドコモのLTE周波数には全対応している、ドコモ網向け仕様です。

対応している方式と周波数は、以下のとおりです。

  • 3G  バンド1 (ドコモ、ソフバン)
  • 3G  バンド19(ドコモ)
  • LTE バンド1(ドコモ、ソフバン、au)
  • LTE バンド3(ドコモ、ソフバン)
  • LTE バンド19(ドコモ)
  • LTE バンド21(ドコモ)

日本国内のLTE周波数利用状況に対応した国内向け仕様です。

VAIOがMVNO参入

MVNO 契約数 3600突破

国内のMVNO回線契約数が、3600万を突破したとMM総研が発表しました。


MVNO回線契約数(総計)

3600万回線のうち、独立系MVNOが、独自の料金プランで提供する独自サービス型SIMの回線契約数は、405万回線です。

独立系MVNOの独自サービス型SIMの回線契約数

独自サービス型SIMの回線契約数は、今後2年で2倍になるとMM総研は予想しています。

MVNO回線契約数3600万のうち、2567万回線は、BWA(UQコミュニケーションと、WCPの2社)の回線契約数です。

BWAの契約数、3倍に激増

MVNOへのHLR解放

MVNOに「開放を促進すべき機能」(案)を作成し、総務省が意見募集しています。

MVNOに解放を促進すべき機能の中に、HLR/HSSの解放促進も含まれています。

開放を促進すべき機能(総務省案)

「開放を促進すべき機能」には、次の①から⑤までに掲げる機能が該当する。

① 料金情報提供機能

② 携帯電話のEメール転送機能

③ パケット着信機能

④ 端末情報提供機能

HLRHSS連携機能

SIMフリーの固定電話発売

SIMフリーの固定電話「ホムテル 3G 」をエイビットが発表しました

対応3G回線は、W-CDMA HSDPA/HSUPA、周波数2.1GHz、800MHz(バンド6)ですので、ドコモ回線対応です。

ホムテル 3G」は、通話だけでなく、無線LANテザリング機能も内蔵しています。

ホムテル3Gとイエデンワ2

楽天が、モバイル事業をフュージョンから譲り受けることになりました。
楽天の発表フュージョン・コミュニケーションの発表

譲渡の概要

MVNOの実効速度

MVNO各社の実効速度は、10倍以上の格差があるようです。

特に、混雑時の実効速度は、各社ごとの差が大きくなっています。

格安スマホは、1年で半額に

MVNOが取り扱うスマホが、1年で半額になっています。

同じ機種が半額に値下げされたり、新機種が1年前の同等スペック機の半額で発売される状況になっています。

その結果、エントリークラスのスマホの価格は、現時点で、1万円を切る状況になっています。

1年で半額になった機種

MVNOが通話定額サービス開始

ニフティが、MVNO初の月額定額電話"かけ放題"サービス「NifMo でんわ」を始めました。

1カ月あたりの通話時間や回数に制限なく、月額定額で固定電話・携帯電話に電話をかけられます。

中身は海外IP電話サービス

MVNOでは、通信速度を、高速<->低速 に切り替えるサービスが広まりつつあります。

UQ mobile の高速<->低速 に切替対応(ターボ機能の追加)が、7社目になります。

mineo OCN
モバイル
DMM
mobile
IIJ
mio
楽天
モバイル
hi-ho
UQ
mobile
ぷらら
モバイル
高速通信
ON/OFF
切り替え
×
アプリで
高速通信ON/OFF
切り替え
× × ×
高速時
速度
Mbps 
150 150 225 225 150 225 150 3
低速時
速度
Mbps
0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 3
3日間制限
無制限

無制限
366MB
/3日間で
速度制限
366MB
/3日間で
速度制限
3.1GB
/3日間で
速度制限
366MB
/3日間で
速度制限
1GB
/3日間で
速度制限

無制限

高速<->低速 に切り替えサービスでは、「低速」でもストレスの無いLINEやTwitter、メール送受や、検索などはデータ容量を食いつぶさない「低速」で行い、ストリーミングを見る時など「高速」にする使い方ができます。

mineo が、au VoLTEに対応

mineoが、「au VoLTE対応SIM」を11月19日から開始すると発表しました。

au網を利用したVoLTEをMVNOが提供するのは初です。

MVNOへの卸価格 43%低下

MVNO向けのパケット接続料は、前年比43% 下がったそうです。

DoCoMo-Prices-for-MVNO.png
  • L3接続が、43%ダウンで月額 102万/10Mbps
  • L2接続が、24%ダウンで月額  94.5万/10Mbps

L2接続の下げ率が小さく、L3接続との差が縮まっています。

L2はL3より、8%安いだけです。

前年は、

  • L3接続が、57%ダウンで月額 123万/10Mbps
  • L2接続が、51%ダウンで月額 180万/10Mbps

だったので、L2はL3より30%安くなっていました。

IIJが、KDDIのMVNOに

NTTグループのIIJが、KDDI(au 4G LTE網)を使ったMVNOを開始すると発表しました。

IIJの法人向けMVNOサービスIIJモバイルサービスでは、3大MNOが選択可能になります。

Type K は法人向けのIIJモバイルサービスだけで、個人向けサービスのIIJmioでのKDDI回線の取り扱いはありません。

Type D,E,K を比較すると、下り最大速度が異なっています。

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